素晴らしい甲状軟骨の形


喉を触れば
その人の声が
指先から聞こえてくるようです・・・



「そんなバカな!」と思われるかもしれませんが、私はこれまで何千もの喉頭に触れ、その声を聞いてきました。
今では、触診だけで、その人の適切な声質が分かるようになってきました。
その基準は主に、①甲状軟骨の大きさⅰ)横幅、ⅱ)前後、ⅲ)縦、②甲状軟骨翼の角度、③輪状甲状関節の可動角度、④舌骨と下顎の静的位置です。



今回は、良い声の条件に関与すると考えられる甲状軟骨の形についてお伝えします。


①甲状軟骨の大きさⅰ)横幅   正面
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①甲状軟骨の大きさⅱ)前後   横
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①甲状軟骨の大きさⅲ)縦   横
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②甲状軟骨翼の角度   真上   
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③輪状甲状関節の可動角度   横   
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④舌骨と下顎の静的位置   斜め前
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これまでの触診の結果、エリート・ボイス・ユーザー(種類別)のそれぞれの素晴らしい甲状軟骨の特徴を表にしました。
ソプラノ、メゾソプラノ、テノール、バリトン、バス、カウンターテナー、J-POP女性、J-POP男性、JAZZ女性、JAZZ男性、ROCK女性、ROCK男性、詩吟女性、詩吟男性、声優女性、声優男性、アナウンサー女性、アナウンサー男性の項目に分かれています。

※ 下の表をクリックすると拡大できます ※
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なお、これらの特徴は絶対的な条件ではありません。合致しなくても素敵な声で活躍している方々が幾多いらっしゃることを付け添えておきます。





大きな甲状軟骨であるほど、基本的な音色が良いと感じます。
それは、声帯の振動面積が増すことと、甲状軟骨内の共鳴空間の体積が大きくなることだと考えます。
例えるならウクレレとギター(アコースティック)の場合、単音のみで比較すれば、ギターの方がより豊かな音色であることは自明の理でしょう。
もちろんハワイアンにはウクレレの音色が最高ですよね。
つまり楽器の大きさによって音が変わることにほかならないのです。
しかし、甲状軟骨が大きいと、それを支持する筋力が必要となります。
これも例えるなら自動車のエンジンでしょうか。
もし、ベンツやポルシェのような大排気量の素晴らしいエンジンを、軽自動車の車体に積んで走ったらどうでしょう?
きっと上手く走行しないでしょうね。
それと同じで、大きく優秀な甲状軟骨の場合、周辺の筋肉が相当しっかりしていなければ極上の音声は出せないのです!
正しく筋肉が稼働しているか、100%使いきっているか、一度詳しく調べてみることをお勧めします。
せっかく良い甲状軟骨を持っているにもかかわらず、活かしていない人が非常に多いことに、私は驚きを禁じ得ません・・・






ボイスケアサロン
會田茂樹(あいだしげき)






~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。
by aida-voice | 2008-05-15 10:14