旧 會田ボイス整骨院 ホームぺージ ボイスコラム10


ホームページ改新にあたり、2005年に発表した會田ボイス整骨院ボイスコラムを載せます。
このコラムは当時の最新発声医学をお伝えしてきました。
既に古い情報となってしまい、現在とは多少異なる見解もあります。
しかし往時の最先端を偲んで訂正せずに載せることをご了承ください。
その点をご考慮いただき、お読みくださいますようお願い申し上げます。



10:輝く声が人を魅了するパート5・・・横隔膜と息の流れ

とうとう横隔膜について書くときが来ました。
このホームページをご覧くださる歌手、俳優、声優、アナウンサー、教師、営業ビジネスマン、そして歌を愛好する方々に問います。
あなたは歌唱中、演技中、発声中、仕事中に呼吸を意識していますか。
ほとんどの人はノーと言うでしょう。呼吸の本質は自発的であり、特別のときのみ意識するだけです。では、歌唱、演技、発声、仕事は特別な出来事でしょうか。
場合によっては人生の一大事もあるかもしれませんが、これもほとんどの人がノーではないかと思われます。このようなことから、気に留めなくとも適切な呼吸ができることが大前提となるのです。そして、平然とした状態で理想的な呼吸ができるようになれば、素晴しい美声が得られます。
私事で恐縮ですが、声楽を本格的に始めたころは、歌唱時は常に呼吸に気をつかっていました。声に関するどの解説にも、呼吸と息の流れの大切さが必ず書いてあります。けれど、意識すればするほど上手く行きません。
なぜなら、数多くの器官を総動員させて呼吸が成り立っているからです。それらの部位を列挙すると、肋骨、胸骨、胸椎、頚椎の骨。吸気の主要筋として、横隔膜、肋骨挙筋、外肋間筋、前斜角筋、中斜角筋、後斜角筋があります。
呼気は基本的に横隔膜や胸郭の復元弾性力により自然になされます。
深く呼気する場合の副次的な筋肉として、頸腸肋筋、胸鎖乳突筋、大胸筋、小胸筋、広背筋、前鋸筋、後上鋸筋、腰方形筋があります。
ところが二年余りが経過したとき、意識しなくても随分理想的な呼吸が可能になりました。自身で考察してみますと、声帯の伸展や緊張をコントロールできるようになったため、多量の呼気が必要なくなったものと思われます。つまり、少ない息の量で自由に発声することができるようになったのです。
このようなことから、横隔膜の存在をイメージして動きのトレーニングをすることは必須練習ですが、こだわり過ぎるのは如何かと思われます。
ここで、横隔膜の筋感覚トレーニングを記述しましょう。
背臥位(仰向き)の状態で、手を胸骨に置いて呼吸による拡張を感じ取ってください。次に、臍部に置いて同様に感じ、最後に下腹部で行います。感覚を研ぎ澄まして感じられるまで順々に続けます。できれば、他者に手を添えてもらうと良いでしょう。

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~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。
by aida-voice | 2008-03-07 22:59