茎突咽頭筋の左右差を調査


ヒトの組織の中で、空中に浮いている硬物は、喉頭のみ。

吊り下げているのは、主に茎突咽頭筋と茎突舌骨筋(茎突舌骨靭帯が並走)の二つ。

細密な触知検査で、探し出すことができます。

ランダムに二十人の茎突咽頭筋の左右差を調査しました。

長さ・太さ・硬さを比べます。

結果、左右がシンメトリー、つまり完全に左右が同じ状態であったのは、二人でした。

残りの十八人には左右差があったのです。

ただ、ほとんどは、発声に影響を与えるものではなく、個性の範疇に属す程度のもの。

発声に若干の悪影響を及ぼしていると思われる酷い左右差は一人だけでした。

それにしても、触知するたび、不思議な構造に感動を覚えます。




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追記:ちょっと難しい内容。先日、茎突咽頭筋と咽頭収縮筋の筋膜が繋がっている(癒着している)レアケースに遭遇しました。この結果、茎突咽頭筋の収縮により、咽頭収縮筋の運動性を低下させたり、披裂軟骨を作動させる内筋の動きを阻害したり、発声に好ましくない状況を生み出す可能性を否定できません。真に小さな箇所ゆえ、リリース(手技)は思いのほか困難。わたしはピンセットを甲状軟骨翼のラインに合わせ固定して行います。







喉と声のスポーツトレーニング&リラクゼーション
 ボイスケアサロン
 會田茂樹|あいだしげき 




Detailed voice dictionary
 
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by aida-voice | 2017-10-13 12:04