慢性副鼻腔炎による声質低下の事実


慢性副鼻腔炎の歌手(知人)に協力を得て実験を行いました。
幼少期に副鼻腔炎を繰り返し、現在、症状はおさまっているが、副鼻腔(耳鼻科で調べた結果は上顎洞)に膿が溜まっている状況。
まず、ボイスサンプル(多種ジャンルの歌曲)を録音しました。
彼の声は、こもっているまではいかないが、ややウエットでまろやか。
バラードは得意だが、陽気で明るい曲は若干苦手の様子。
なお、メロディ・リズム・ピッチのコントロール性能に関して優秀な歌手である旨はお伝えしておきます。
次に、一念発起してもらい、治療に専念。
漢方薬服用で数か月後に改善。
再び、ボイスサンプルをレコーディング。
彼の声は、声の輪郭と明瞭度が増し、きらきら輝いている。
しなやかに前へ出てくる声で、マイク乗りもグッド。
バラードに明暗のコントラストが活かされ深みある曲となり、ポップな曲も軽やかな音声で歌いこなしたのです。
二つのサンプル音を繰り返し聴き比べてみても、慢性副鼻腔炎でない方が、明らかに秀逸な声質であると感じました。
慢性副鼻腔炎は、空気で満たされているはずの副鼻腔に膿が排出されず残存し、鼻づまりや顔面の痛みなどの症状を呈します。
実は、副鼻腔は、歌唱時の鼻腔共鳴に欠かせない存在。
イメージしてみてください。
スピーカーのエンクロージャー(箱)内部に、水溶性(ゲル状)の物質を中に入れます。
良い音で鳴ると思いますか?
異物によって、共鳴が乱れたり音が吸収されたり、美音から遠ざかってしまうのは想像に難くないでしょう。
さあ、慢性副鼻腔炎のひとは耳鼻科で治してください。
より素晴らしい声のために・・・



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 會田茂樹|あいだしげき 




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by aida-voice | 2017-04-18 08:04