エッジボイス・デスボイス詳解【予想】改訂版


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エッジボイスやデスボイスの様態は定かではありませんが、予想では以下の通り。
まず、輪状軟骨上に鎮座する披裂軟骨を最大に側方へ移動させます。
関節面は鞍状ゆえ、側方になるにしたがい傾きます。
すると声帯ヒダは下方を向き、声門部にすきまが生じます。
この状態で、発声すればエッジボイス。
そして、声帯粘膜をさらに下方に引き伸ばしながら、強く呼気を通せば、あの超絶ガラガラした音声、デスボイスが誕生するものと考えています。




声帯ヒダ断面予想図

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追記1:「エッジボイスやデスボイスの際、なぜ声帯ヒダが下向きになるのか?」その答えは、声は音。音は空気の振動。正確には空気の粗密波です。粗密波を作り出すには、呼気で声帯ヒダを弾かなければなりません。まさにギターの弦と同じ理論。弦が細ければ高音。太ければ低音。弦をギュッと張れば高音。緩めれば低音。早く細かく振動させれば高音。遅くゆったり振動させれば低音。声帯ヒダもの四大行為〔①開閉、②伸縮、③硬軟、④厚薄〕によって、同様のピッチコントロールを行っています。多くのひとは、声帯は水平方向で活動していると思っていますが、実は、かなり三次元的なのです。耳鼻咽喉科の喉頭ファイバーで内喉頭を見ても、上部からのぞくため、二次元的になります。ましてや、カメラを突っ込んだ状態で、通常の声を出せるひとはほとんどいません。さて、声帯ヒダが下を向いた状態で、呼気を送り込み振動させると、その振幅が水平のときより大きくなります。声門からの呼気の抜けも加味され、バタバタした振動となり、これがエッジボイスやデスボイスを生むメカニズムとなります。




追記2:さらに立体的に考察すれば、右と左の声帯ヒダが閉鎖する際、①それぞれ角度が異なるケース、②前連合と筋突起の高さが異なるケース、③閉鎖速度が異なるケース、③生得的な左右差(大きさや厚み)があるケース、④声帯粘膜と声帯筋の存在比率が異なるケース、などアンシメトリーによる不確定要素の可能性が生じます。つまり、ギターの弦のように同一規格ではないのです。そこに各人それぞれ個性あふれる声が出来上がるわけですね。声って不思議で魅力いっぱい。ますます好きになり、さらに研究を深めたくなってきましたよ!









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 會田茂樹|あいだしげき 




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by aida-voice | 2017-02-09 15:09