咽頭収縮筋損傷の一例


ネット上の「舌骨の引き出し方」(載せた人物は不明)を実践したところ、片側の舌骨の奥が痛くなり、半年以上治らないため、20代男性がお越しになりました。

最初に、耳鼻咽喉科や整形外科や皮膚科へ行ってみたものの「どこも異常ない」と告げられたそうです。
詳しく調べてみると、右舌骨大角に付着する咽頭収縮筋の筋繊維に傷跡と出血後の瘢痕を確認しました。
受傷後、6か月以上も経過しているため、即時快癒は難しいと思われますが、以下の処置を行いました。

①弾性テーピングで患部を安静に保つ

②温罨法と冷罨法の繰り返しによる治癒能力の促進

③ピンポイントマイクロストレッチで周辺軟部組織の血流改善

舌骨は、人間の骨の中で、唯一、空中に浮いている。
舌骨の動く範囲は、咽頭収縮筋と結合織線維との比率や各部の硬度で変わってきます。
ひとによってそれぞれ異なり、感覚も希薄なところゆえ、過度な外圧によるケガが絶えません。
ずいぶん繊細なのです。
最近、外喉頭の自己アプローチによる損傷や不調でお越しになる方が増えています。
十分お気を付けくださいね。



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 會田茂樹|あいだしげき 




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by aida-voice | 2016-08-03 10:59