LDPはピッチやリズムも狂わせる


LDPは喉頭が深奥化する現象。
病気ではなく、喉頭の構造上の単なる癖。
しかし、発声に良くない問題点が次々と現れてきます。
LDPによって、歌唱時のピッチやリズムが狂いやすいことも判明しています。
理由は?
喉頭が頚椎方向へ移動することで、甲状軟骨舌骨間が狭まり、上喉頭動脈の血流が減少する話は幾度もしました。
この上喉頭動脈が入り込むところが甲状孔。
甲状孔には、その他、上喉頭静脈血と外喉頭神経内枝も通過します。
この外喉頭神経内枝の圧迫により、発声関与筋の運動能力が低下するのです。
つまり、ピッチやリズムが狂いやすい。
よって、プロアマ問わず、歌手にとってLDPは改善しなければならない最重要項目なのです。
どんなに練習しても、有名なボイストレーナーから習っても、歌がうまくならないときは、一度、喉の状態を詳しく調べると良いでしょう。
喉環境が整っていない状態〔整備不良〕で、必死に歌っているひとが多いことに、相変わらず驚きを禁じえません。

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追記:なお、上喉頭静脈が圧迫されると、静脈血が滞留し、声帯ヒダがむくみます。これにより、声帯ヒダが重くなり、低音化や嗄声などが生じます。やはりLDPで健康被害などは存在しませんが、声に良くないのは自明の理。



 
by aida-voice | 2016-04-03 00:03