クリック音って?


甲状軟骨を左右にスライドさせ、その動きの状態を知る検査をグライディング・テストと言います。
その際、甲状軟骨が深奥ポジション(LDP)の場合、クリック音を生じます。
甲状軟骨翼後端のエッジと頚椎が軟部組織を介して擦れ合う感覚の音です。
小さな音では本人しか感知できませんが、大きな音になると、静かな場所では他者にも聞こえてきます。
「コツ」とか「ゴリッ」と表現されることが多いですね。
このテストは細心の注意を払って行わなければ、周辺の軟部組織や反回神経の損傷に至ります。
喉頭の解剖と触診の技術を習得した専門家のみ行うことができるテクニックです。
以下は、喉頭の正常位置(左側)と深奥位置(右側)の絵です。
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甲状軟骨が奥に入ると、①発声関与筋の動きを制限される、②咽頭共鳴腔の体積が小さくなる、状態を呈します。
すると、①ピッチコントロール性能や歌唱力が低下する、②響きや音色が損なわれる、となってしまいます。
LDPであることは、まるで羽交い締めの状態でスポーツやダンスをしているようなもの。
ただし、決して病気ではありません。
筋肉が硬いだけ・・・
つまり体が硬いのと同義です。
適切なアプローチで、外喉頭筋は柔軟性を獲得するでしょう。
そうなればクリック音は解消し、自由な声が叶います。

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by aida-voice | 2016-02-02 08:49