歌上手とカラオケ上手は違う!?


昔、音楽製作関係者とカラオケに行ったときのこと。
そこには歌唱力ある有名歌手もいました。
そのひとは言っていました、「カラオケはあまり好きじゃない」と。
仕事の付き合いとして、渋々、参加したのでしょう。
カラオケの歌を聴いてみたところ、確かに、それほど素晴らしいとは感じませんでした。
そのあと無理に歌わされた自分の持ち歌のカラオケもイマイチ。
そこで提案したのが、同じ曲を伴奏なしのアカペラで歌うこと。
すると、さきほどとは打って変わり、鳥肌が立つほど感動的な歌になったのです。
このことから、歌上手とカラオケ上手とでは、趣旨が異なる事実を知りました。
カラオケは、手軽で楽しいコンテンツだと思います。
ただし、カラオケの基本は、歌うひとが伴奏に合わせること。
最近のカラオケ機器は秀逸になり、ピッチ・スピード・音色やエコーなど思い通りにコントロールできますが、やはり伴奏に合わせて歌う根本は変わりません。
人間が奏でるオーケストラやバンドによる伴奏の場合、歌手の歌声をしっかり聞き、曲想を感じ取りながら、阿吽の呼吸で歌手と共に作品へと仕上げていきます。
実際、カラオケ上手の知人〔プロ歌手でなくカラオケが趣味の一般人〕が、ある飲み屋のライブ伴奏で歌ったところ、「十八番の歌なのに、めちゃくちゃ歌いにくかった」と言っていました。
カラオケは進化しています。
いずれ、あなたの歌声の特徴を察知しながら完璧に合わせてカラオケ曲が流れる日も近いでしょう。
そうなれば、歌上手とカラオケ上手は、ほぼ同一の意味となります。
それまでは似ているが異なるものとして捉えるべき。
したがって、プロ歌手志望のひとは、カラオケだけに頼らず、人間の伴奏による練習も大切ですね。
まあ願わくは、両方ともうまくなれば言うこと無し!

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追記:會田はオペラや声楽をやっていたからカラオケなんか歌わないとお思いでしょうが、わたしは何を隠そうカラオケ好き。家族はもちろん一人〔主に研究実験〕でカラオケボックスを利用するときもあります。ただ、カラオケボックスは、設備や機器の差により、歌いやすい部屋もあれば、音響が良くない部屋もあります。是非、お気に入りの部屋を見つけてください。
by aida-voice | 2015-12-23 11:52