声の短問短答【続編】365


「ボイスケアサロンでは、脳梗塞後の嚥下摂食改善だけでなく、摘出喉頭後の食道発声向上も行っていると聞きましたが?」

はい、嚥下摂食の改善アプローチはボランティア活動で行っております。
同様に、食道発声の能力を高めるための専門アプローチも行っています。
以前もお伝えしましたが〔2012年12月12日=食道発声の最重要ポイント〕、手術後の瘢痕・癒着をなくし、使える共鳴腔の性能を高めて良い声を獲得するお手伝いをしています。
ところで、よく「なぜ、嚥下摂食だけ無償支援なの?」と問われます。
それは・・・、うまく食べられないことは命を縮める状況に陥るからです。
声が出ないのは辛いのですが、命は無くなりません。
しかし、嚥下摂食が困難になれば、命にかかわってきます。
よって、少しでもわたしの技術がお役に立てればと願ってのボランティア活動。
ただ残念ながら、最近は多忙(研究と施術)により、多く開催できていません。
声の問題を抱える方々、病気の後遺症で食べられない方々の、健やかな生活を心よりお祈り申し上げます。

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~重要なお知らせ~ ●外喉頭から考究する発声の理論と技術は日々進化しています。この記事は掲載時の情報であり、閲覧時点において最新・正確・最良でない可能性があります。すべての記事の内容に関し、一切の責務を負いません。●記事の内容は万人に適合するものではないため、当サロンの施術に関し、記事の内容通りの効果や結果は保証も確約もしておりません。〔当サロンでは役立てないと判断された場合、理由を問わず施術をお断りします〕●声や喉の不調は、最初に専門医の診察を受けてください。歌唱のトラブルは、最初にボイストレーナー(音楽教師)にご相談ください。





by aida-voice | 2015-10-15 00:56