LDPでは早い曲は歌えない!?


想像してみてください。
例えば、長座体前屈(現在、立位体前屈のテストは行われていない)で10センチ未満、開脚で90度以下、腕が真上に上がらないほど肩関節が硬い人物がいたとしましょう。
このひとがスピーディーなダンスを踊れると思いますか?
答えはノー。
しなやかな身体があってこそ、観る者を魅了するダンスが出来上がります。〔しなやかな身体とは、全身の筋肉の柔軟性と運動器の関節可動域が広い状態を指す〕
発声は、声帯を含む外喉頭筋群の運動の産物。
LDPは、もれなく発声関与筋の筋硬度が高く(30~80Tone)、喉頭(舌骨・甲状軟骨・輪状軟骨)の位置が通常よりも深い状態を示します。
そう、まるで喉が羽交い絞めされているようなもの。
これでは早い曲についていけない。
追いつこうと力ずくで歌うことで、さらに過緊張発声に陥り、筋硬度が増し、LDPが酷くなります。
聴いていても必死感が伝わってきて、魅力的な歌にはなりません。
自己満足の歌唱なら問題ありませんが、他者を惹きつけ他者から評価されたいなら、LDPは改善すべきと考えます。
なお、LDPは喉の状態を表す用語で、病気の意味を含みません。

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追記1:歌のために、発声関与筋の柔軟性と共に重要なポイントは、音程を支配する輪状甲状関節および声門開閉を担う輪状披裂関節のスムーズな動き。発声関与筋の柔軟性はピンポイントマイクロストレッチが、輪状甲状関節の可動域拡大は輪状甲状関節モビリゼーションが、輪状披裂関節の運動性アップは甲状軟骨反転指挿入テクニックが、有効ですね。なお、関節と表記しましたが、これらは軟骨同士の接合部ゆえ、本来の骨の関節と異なります。




追記2:もし、LDPの酷い状態を、病院で診断名を付けるなら、歌唱障害とか共鳴障害と言われるかも!?





~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。なお、LDP(喉頭深奥ポジション)は病気ではなく喉筋の癖&独自の造語です。






~重要なお知らせ~ ●外喉頭から考究する発声の理論と技術は日々進化しています。この記事は掲載時の情報であり、閲覧時点において最新・正確・最良でない可能性があります。すべての記事の内容に関し、一切の責務を負いません。●記事の内容は万人に適合するものではないため、当サロンの施術に関し、記事の内容通りの効果や結果は保証も確約もしておりません。〔当サロンでは役立てないと判断された場合、理由を問わず施術をお断りします〕●声や喉の不調は、最初に専門医の診察を受けてください。歌唱のトラブルは、最初にボイストレーナー(音楽教師)にご相談ください。





by aida-voice | 2015-07-14 06:18