声の短問短答【続編】339


「甲状軟骨の横幅が頚椎直径より大きい場合はLDPになりやすいのって本当ですか?」

題名通り短答でお答えします。
はい、その通りです。
椎体直径より幅が小さな喉頭をお持ちの方でLDPのひとに出会った事例がありません。
ただし、過緊張発声や発声時頚部ジストニアにより疑似LDP状態のケースは多々ありますが・・・

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甲状軟骨中央付近の断面を上から見た略図

はノーマルな状態:甲状軟骨と椎体の間に空間があり、呼吸・嚥下摂食・倍音形成・音色構成・共鳴の邪魔をしない
はLDP〔喉頭深奥ポジション〕:甲状軟骨と椎体の間の空間が狭くなり、呼気量の減少・嚥下時のクリック音・声が篭もる・響きがない暗音色声・声量が小さい・輪状甲状関節の可動を阻害して高音発声が苦手になる・披裂軟骨小角が頚椎体からの圧を受け声門が開いて声がかすれる・息漏れが多くなる・迷走神経の圧迫により咽や空咳が増加・病院では診断のつかない詰まり感が存在・滑舌が悪くなる・発声のスタミナ減退などが起こる〔これらのすべての事象が同時に起こるものではなく、深度や筋硬度などの関係性により、組み合わせは様々〕


⇒ もう少しわかりやすく箇条書き「LDPの状態詳解






~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。なお、LDP(喉頭深奥ポジション)は病気ではなく喉筋の癖&独自の造語です。
by aida-voice | 2015-06-01 06:56