声の短問短答【続編】333


「會田先生は、よく『リズム感を鍛えなさい』とおっしゃいますが、真意は?」

歌を聴いたとき、上手い or 下手を決める基準を詳しく調べた経緯があります。
①音程、②音質(声質)、③リズム感
どれが重要か?
答えは、③リズム感!
①音程と②音質は崩しても、個性の範疇に属すと感じるケースが多々ありました。⇒ 追記1
しかし、ちょっとでもリズムが乱れると、歌下手に感じてしまう。
よって、歌上手に思わせる条件として、③リズム感が大きなウエイトを占めていたのです。
能動的に音程や音質を変化させると『粋な歌』や『歌唱力の象徴』のように讃えられますが、相当の有名歌手でない限り、勝手にリズムを変化させると下手くそと揶揄されるでしょう。
なぜ?
前述のごとく、音程や音質の変化は曲の個性の範疇ですが、リズム変化は曲そのものが違うものになってしまうから。
歌上手と言われたいなら、何よりもリズム感を養ってください。
この論理からすると、幼児のリズム体操やリトミックは、誠に理にかなっていると考えます。
大人のあなた、ご安心ください。
まだまだ間に合います。
書店で、リズム感を養うCD付きの書籍を購入し、日々、練習に励んでください。
自分は音痴だと信じていた方ほど、効果てきめんですよ!
ただし、喉頭周辺筋の柔軟性が無くては話になりません。⇒ 追記2
だって、発声は、喉の小さな筋肉たちの運動の産物なのですから・・・

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追記1:条件があります。本当は下手でも「自分は歌が上手い」「この歌声を皆に届けるんだ」と、自信を持って歌うこと。多数の歌手に出会ってきた結果、恐れず前に突き進むひとほど、歌に関して評価を得るような気がします。そう、第一印象で、歌上手と思わせたら《勝ち》なのです。そんなプロのアーチストも大勢いますからね・・・




追記2:発声関与筋の柔軟性の確保はボイスケアサロンにお任せください。無知なMassageやstretchで筋肉を痛めたりバランスを崩したりしたら、素晴らしい歌声から遠ざかってしまいます。施術を受ける際は、次の8項目を満たしている先生にお願いしてくださいね。①片手間でなく、喉と声を専門で行っていること、②喉頭医学と発声(歌唱)科学に相当の知識があること、③摘出喉頭触診の経験があること《医師との共同研究》、④外皮からの触診技術が卓越していること、⑤音声専門の耳鼻咽喉科で専門外来を経験していること、⑥常に医師(病院)と連携していること、⑦耳が良いこと 《ほんの小さな音の変化を聴き分ける能力》、⑧マッサージやストレッチの適応を見極める知識と経験があること
by aida-voice | 2015-05-06 00:43