地声と裏声を解く


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裏声は出せるが地声が出せない… 理由は?

ある声楽歌手から質問を受けました。
「裏声で歌うのは簡単なのに、地声で歌えない。友人たちとカラオケに行くと、皆、地声で気持ちよく歌っているのに、私はできない。なぜでしょうか?」
まず、裏声と地声の簡単な声帯の動きを再確認しましょう。➤ 声の短問短答【続編】278 「地声と裏声の簡単な解説をお願いします」
裏声で歌えるが地声で歌えないひとのほとんどが以下の特徴を有しています。
①頚椎の椎体に比べ、甲状軟骨幅が大きい
②50Tone以上の筋硬度になっている
LDPが存在
そう、甲状軟骨が深奥化、および、発声関与筋が硬化し、歌唱運動によって声帯筋まで固まってしまい、音声生成のための振動ができない状態にあるから。
つまり、声帯ヒダしか振動していないのです!
さらに、LDPによって咽頭共鳴腔の空間が狭くなり、音色や響きも損なわれ、小さな声となります。
これでは、薄っぺらな裏声しか出てきません・・・





地声は出せるが裏声が出ない… 理由は?

次に、地声で歌えるが裏声でまったく歌えないひと。
このケースは以下の可能性があります。
①上喉頭動脈の血流が少ないために起因する声帯粘膜の水分不足
②閉鎖筋の筋力低下による声門閉鎖不全〔呼気が漏れて声帯粘膜振動を阻害〕
③声帯ヒダに対する声帯粘膜の存在比率が低い〔声帯筋が多い〕
④声帯粘膜欠損症〔音声専門の耳鼻咽喉科を受診しましょう〕


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by aida-voice | 2015-04-23 06:54