頭脳明晰な女性声楽家、現る!


彼女の名はY.Mさん。
ボイスケアサロンに初めて来たのは半年前。
難関なボイスアドバイザー過去問に対し、レポートを提出してくださいました。
喉ニュースに載せたのは、過去のボイスアドバイザー試験の中でも最も難しい問い。
お見事です!
是非、近々に正式なボイスアドバイザー試験を受け、一発満点合格で上席を目指してください。
初試験で満点合格は、これまでに2名。
内藤寛政先生と8♭(当時、京都大学生で実名が載せられない状況にあったため)先生。
女性で初回満点はいませんから、目指してください。
期待しております。
それでは、Y.Mさんのレポートを原文のまま供覧いたします。




喉ニュースの過去問より、考察。 (3月29日、訂正版)


2015年1月17日の記事より。

問題:咽頭懸垂機構の主となる
①茎突咽頭筋がtightで茎突舌骨筋がlooseなときと
②茎突咽頭筋がlooseで茎突舌骨筋がtightなとき、
この違いによって起こりえる現象を図解含め、詳しく述べなさい。
なお、ここでは茎突舌骨靭帯の作用や力学は度外視する。
(①、②は回答の便宜上使用。)

①黒線が弛緩した舌骨咽頭筋。
 弛緩する原因は加齢と疲労による物である。
 これが緩まり、茎突咽頭筋と並走する様に走る場合、   
 中咽頭収納筋へ関与してしまう。
 中咽頭収納筋は過緊張すると舌骨を奥に引き込み、
 声の響きに悪影響する。
 また、茎突舌骨筋は過緊張を起こすと、舌骨体およ  
 び大角が舌を押し上げ、咽頭共鳴腔が狭くなり、
 音色が損なわれて滑舌が悪くなる。

よって、①の状態は舌骨および、舌骨周辺を取りまく中咽頭収納筋にも悪影響があり、咽頭共鳴腔が狭くなっている状態である。

②茎突咽頭筋がlooseであることは硬化して起こりうる要素がなくなるので、特に問題点は喉ニュース上発見できなかったが(2015年3月27日現在)、茎突舌骨筋がteightなことにより、舌骨のポジションを変化させることに支障があると考えられる。
舌骨を引き出し、声道が確保されることで振動効率はあがることから、②の状態は舌骨が奥へ入りこもっている。

以上のことから、②の状態は①の状態よりも聴きやすい声である可能性がある。
 このことは、茎突咽頭筋の方が、発声関与筋としての働きが大きく、影響力が強いからである。
 また、茎突舌骨筋に関しては、緩みすぎても硬すぎても調整が必要な状態である。

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2015年2月7日の記事より。

問題:肩甲舌骨筋のような二腹筋(形状)が他に2つあります。
   その筋肉名と存在部位を答えなさい。

二腹筋……中間腱によって二腹に分かれている筋をいう。(L字になっている。)


肩甲舌骨筋:中間腱で頚筋膜を緊張させて内頚静脈の開在を
維持している。
発声関与筋の中でもっとも大きいが、発声の役割は小さい。
喉を奥へと引っ張るベクトルで力が作用。

他二つの回答
①額二腹筋

②(眼を回旋させる)上斜筋

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by aida-voice | 2015-04-02 12:45