声の短問短答【続編】322


「ボイストレーナーを敵に回していませんか?」

いいえ、違います。
わたしは棲みわけていると考えていますが、そうは思っていない先生もいらっしゃるようですね。
ここではっきりさせておきましょう。
ボイスケアサロンの施術は、声を出しやすくしたり声質を良くしたりするのが唯一の目的で、歌唱力を高めるような技術訓練は行っていません。
わたしは発声をスポーツに例えます。〔本来は運動の要素と楽器の要素の掛け算〕
スポーツと同様に、発声に必須な条件は“心技体”。
つまり、ボイストレーナーの先生は“技”を担当し、わたしは“体”を担っています。
そう、発声に関係する運動器(喉呼吸を含む)のフィジカル性能の向上が本分。
これまで多くの歌手・声優・アナウンサー・ナレーター・俳優などに接し、まさに“喉の心技体”が最重要であることを再認識しているのです。
声の5大原則の5条を思い出してください。   
歌が上手か下手かは、フィジカル(喉の〔基礎〕運動能力)と、テクニック(歌の技術)と、メンタル(精神や歌心)の、掛け算(積)によって決まる〔*メンタルは、アーティスティック(芸術性)やセンス(感性)と置き換えてもOK〕と書いています。
これこそ、まさに“心技体”にほかなりません。
さて、わたしは優秀なボイストレーナー達との親交の機会も多く持っています。
DAISAKU先生、Akira先生、桜田ヒロキ先生、竹内雅挙先生、大瀧健太郎先生、植村典生先生、柿添実先生、竹葉美保子先生、星野智宏先生、大貫万里子先生など、他にも多数・・・
わたしの扱う“体”、つまり喉頭は破格やレアケースが多く、正しい形状や動きは定まっていません。
それ以上に“技”、つまり歌唱(発声)テクニックは、星の数ほどあります。
極論、正解はありません。
あなたに合った発声法を見つけることができればラッキー!
さあ、曖昧さを念頭に置いて、さらに精進してください。
ボイストレーナー諸氏も、わたしも、あなたを応援していますよ。

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~重要なお知らせ~ ●外喉頭から考究する発声の理論と技術は日々進化しています。この記事は掲載時の情報であり、閲覧時点において最新・正確・最良でない可能性があります。すべての記事の内容に関し、一切の責務を負いません。●記事の内容は万人に適合するものではないため、当サロンの施術に関し、記事の内容通りの効果や結果は保証も確約もしておりません。〔当サロンでは役立てないと判断された場合、理由を問わず施術をお断りします〕●声や喉の不調は、最初に専門医の診察を受けてください。歌唱のトラブルは、最初にボイストレーナー(音楽教師)にご相談ください。





by aida-voice | 2015-03-02 14:54