声の過使用による咽(むせ)にご注意!


あなたは遭遇したことがありませんか?
大音量でノリノリのライブ。
そのライブの後半、シンガーがステージ上で水を飲んだ時、水が気管に入り「ゴホッ、ゴホッ」と咽(むせ)たのを。
実は、発声と嚥下は、近似の運動なのです。
それゆえ、わたしはボランティア活動の一環として、嚥下摂食困難者の改善施術を不定期に行っています。➤「嚥下ストレッチ」
では、なぜ声の過使用によって咽やすくなるのか?
まず、水や食べ物を飲み込んだ際、喉頭が上制され、声道と気管の分岐点で喉頭蓋が動いて気管に入るのをブロックします。
声を使い過ぎると、それらの運動を司る筋肉が疲労します。
その結果、ほんの一瞬、タイミングがずれて水が気管方向に侵入し、咽てしまうのです。
なお、咽るとは、気管に入った異物を排出するための反射の一つで、大切な生体防御なのです。
声の過使用による咽(むせ)に十分ご注意くださいね。
なぜなら、咽を起こした後、発声関与筋は急激な収縮を余儀なくされ、発声能力が一気に低下するからです。
これでは最高のパフォーマンスから遠ざかってしまいます・・・

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追記:防止策です。発声に疲れてきたと感じたら、咽防止のため、水を飲むときは以下の二つ守ってください。
①少ない量を口に含み、口腔内の空気を抜いてから、ゆっくり飲み込む。
②常温の水を用いる。(冷たい水は筋肉がビックリして誤嚥を誘いやすくなります!)
by aida-voice | 2014-12-18 08:34