なぜ、女性の声は柔らかい!?


あるGID(M to F)の方から「同じ大きさや形状の喉でも、男性と女性の声が違って聞こえるのはなぜですか?」との質問をいただきました。
お答えしましょう!
まず、一番に知っていただきたいのは、発声は運動であること。
呼気を使って、声帯ヒダを振動させ原音を生み出し、5つの共鳴腔で音色や響きを加工します。
その際、使用される組織(声帯ヒダやそれを動かす各筋肉)は、すべて軟部組織。
そう、喉の中にスピーカーやアンプなどの機械は入っていません。
ここからが男女差の話。
女性ホルモンの一種エストラジオールにより結合組織の伸長率が増すとの報告があります。
つまり、男性より女性の筋肉は柔らかい!
よって、同じ大きさや形状の喉でも、男性より女性の方が、声帯筋はもちろん、それを動かす発声関与筋も、しなやかに動かすことができると考えます。
続いて「女性ホルモンを注射しても、すぐに女性らしい声にならないのはなぜですか?」の問いに対する答えは簡単。
柔軟性に富んだ発声の仕方に慣れていないからです。
柔らかい動きを知らないだけ。
したがって、求める音声をよく聞き込んで〔インプット〕、繰り返し発声を学ぶ〔アウトプット〕ことが重要です。
発声関与筋は感覚が希薄ゆえ、頭で考えても無駄です。
喉に覚えさせるしかありません・・・

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※GID(Gender Identity Disorder):性同一性障害






~重要なお知らせ~ ●外喉頭から考究する発声の理論と技術は日々進化しています。この記事は掲載時の情報であり、閲覧時点において最新・正確・最良でない可能性があります。すべての記事の内容に関し、一切の責務を負いません。●記事の内容は万人に適合するものではないため、当サロンの施術に関し、記事の内容通りの効果や結果は保証も確約もしておりません。〔当サロンでは役立てないと判断された場合、理由を問わず施術をお断りします〕●声や喉の不調は、最初に専門医の診察を受けてください。歌唱のトラブルは、最初にボイストレーナー(音楽教師)にご相談ください。





by aida-voice | 2014-12-05 06:25