声の短問短答【続編】293


「輪状甲状関節の動きが悪いひとに良い方法は?」

高音発声やピッチコントロールに不可欠な輪状甲状関節。
この関節を利用して輪状軟骨を上制させることで、甲状軟骨下端と輪状軟骨上端が近づきます。
その結果、声帯ヒダが伸長します。
そう、弦楽器の弦を伸ばして高音を奏でるのと同じ。
さて、質問の答えです。
長年の研究の末、やっと完成しました。

それは・・・ 輪状甲状関節モビリゼーション !!!!!

モビリゼーションとは、ターゲットの関節に、手技による微細な力を与え、関節可動域を拡大させて動きを増やすこと。
これは、とても小さな輪状甲状関節に施しますので、超絶技巧なテクニックを必要とします。
いろいろ試しましたが、これが最も有効でした。
2014年11月からご希望者に加術しますので、術前の防音室内、または、マイクロストレッチを行う前におっしゃってください。
ただし、術前の外喉頭筋の筋硬度が30Tone以下(グライディングテストでクリック音が無いこと)でなければ、効果はありませんのでご注意を!

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追記:過去にも輪状甲状関節に対する運動性向上の施術は行ってきましたが、今回の輪状甲状関節モビリゼーションは、最先端かつ斬新な手技です。ご期待ください!






~重要なお知らせ~ ●外喉頭から考究する発声の理論と技術は日々進化しています。この記事は掲載時の情報であり、閲覧時点において最新・正確・最良でない可能性があります。すべての記事の内容に関し、一切の責務を負いません。●記事の内容は万人に適合するものではないため、当サロンの施術に関し、記事の内容通りの効果や結果は保証も確約もしておりません。〔当サロンでは役立てないと判断された場合、理由を問わず施術をお断りします〕●声や喉の不調は、最初に専門医の診察を受けてください。歌唱のトラブルは、最初にボイストレーナー(音楽教師)にご相談ください。





by aida-voice | 2014-10-17 10:20