声の短問短答【続編】279


「かなり詳しく研究しているようだけど学会で発表しないの?」

ある医師から頂いた質問。
現在、日本音声言語医学会と日本摂食嚥下リハビリテーション学会に所属し、会報誌や学術誌はくまなく読んでおりますが、発表は一度しか行っていません。
これらの医学会は、高名なお医者さんや優秀な言語聴覚士の先生方の世界で、わたしの外喉頭は論外の分野。
また、外喉頭は存在も動きも曖昧さが多く、科学性を担保するのが難しい部位。
それゆえ正確な医科学になりにくい。
加えて、わたしの行っているボイスケアのアプローチは、病気を治す目的ではなく、発声を運動と捉え、その能力を高めたりリラクゼーションを行なったりするのが主な目的なのです。
そう、正式な医学ではありません。
常にお医者さんたちの論文はすべて勉強させていただきますが、今後とも諸学会で研究成果を発表する意思は一切ありませんので、ご了承くださいませ。

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追記1:知り合いの言語聴覚士の先生も多くいます。実際、学校では喉頭マッサージの項目(おおまかな内容)も勉強します。しかし、その手技は、わたしからすると大雑把に感じます。発声に関し、どの筋肉がどこにあり、破格〔レアケース〕や個体差を探り出し、そのひとのその部位が声にどうかかわっているか、そして受術によって変化する声を聞きわけ、アプローチ内容(柔軟性を求めるのか筋力強化を求めるかなど)やメンテナンス時間を決めていきます。そのためには、知識はもちろん、デリケートな軟部組織を探る触知力と繊細な声を聴きわける耳力が絶対必須。この二つを有する施術者なら、匠の技として、十分な効果を上げられると考えます。




追記2:わたしの研究&実験の発表の場は、①ボイスケアサロンでの施術に活かすこと、②喉ニュースの記事、③時々の講演会です。この先もますます正解に近づく新しい斬新な発表が目白押し。ご期待ください!

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by aida-voice | 2014-09-22 16:13