声の短問短答【続編】278


「地声と裏声の簡単な解説をお願いします」

それでは、とっても簡明に。
声帯ヒダを大きく分類すると、声帯筋と声帯粘膜にわけられます。
声帯筋は筋線維から成る筋肉で、声帯粘膜はほぼ水分で構成される薄い膜。
声帯筋は自己収縮して硬くなりますが、声帯粘膜は不可。
これらをふまえ・・・

地声〔表声〕は、声帯筋と声帯粘膜の両方が振動している状態。
裏声は、声帯筋が硬化して振動を止め、声帯粘膜のみ振動している状態。


実際はもう少し複雑ですが、求めに応じて簡単に説明しました。




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追記1:ミックスボイスの詳しい様態は完璧に解明されていませんが、声帯粘膜の振動を保ったまま、声帯筋の硬度を徐々に緩めた際に発せられる音ではないかと推察します。この動きから考察した場合、高田三郎先生の「高音域声帯振動部削減における連続的固定位置倍音節決定高田仮説について」が正しい説であると思われます。





追記2:なお、摘出喉頭〔解剖は医師、実験は會田〕で、声帯筋の収縮ベクトルを何度も探ってみましたが、正確にわかりませんでした。ご存じの方はご教授ください。声帯筋の筋線維が前連合から披裂軟骨に至るまでに1~3分割される様子は確認していますが、それぞれの力学的差異やケース率を判別できません。正しい情報をお持ちの方は是非ご連絡くださいませ。何卒よろしくお願い致します!!!!!

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声帯筋(筋線維)の走行を調査している様子の絵《写真を絵に変換》





追記3:結合織線維から成る声帯靭帯は、声帯筋に並走しており、振動のコアとなったり過伸長を抑止したりしています。






~重要なお知らせ~ ●外喉頭から考究する発声の理論と技術は日々進化しています。この記事は掲載時の情報であり、閲覧時点において最新・正確・最良でない可能性があります。すべての記事の内容に関し、一切の責務を負いません。●記事の内容は万人に適合するものではないため、当サロンの施術に関し、記事の内容通りの効果や結果は保証も確約もしておりません。〔当サロンでは役立てないと判断された場合、理由を問わず施術をお断りします〕●声や喉の不調は、最初に専門医の診察を受けてください。歌唱のトラブルは、最初にボイストレーナー(音楽教師)にご相談ください。





by aida-voice | 2014-09-19 04:21