肋間神経痛と声


肋骨骨折(肋軟骨損傷を含む)や帯状疱疹の後、肋間神経痛を発症した5名の方にご協力をいただき検証しました。
胸の痛みがあるとき・・・
A声が出し難い 4名
B声が出し易い 0名
C変わらない  1名
各人に訊きました。
どのように感じますか?
「息が足りなくなる」「痛くなるのではないかと感じ、声を出すのが怖い」「声量が落ちた」「歌声が昇ってこない」「あまり気にならない」との答え。
やはり声にとって、呼気は不可欠な存在なのです。
その呼気に関与する肋間神経痛(各種胸部の痛みを含む)には十分ご注意くださいね。

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追記:わたしも過去に柔道で肋軟骨離開を受傷したとき、痛みが気になって、呼吸が浅くなってしまう経験をしています。その際、「loud voiceが困難」「long toneが短い」「vibratoが不完全」を体感。やはり、声量・長声・ビブラートは、呼気に大きく依存していることがよくわかりますね。






~重要なお知らせ~ ●外喉頭から考究する発声の理論と技術は日々進化しています。この記事は掲載時の情報であり、閲覧時点において最新・正確・最良でない可能性があります。すべての記事の内容に関し、一切の責務を負いません。●記事の内容は万人に適合するものではないため、当サロンの施術に関し、記事の内容通りの効果や結果は保証も確約もしておりません。〔当サロンでは役立てないと判断された場合、理由を問わず施術をお断りします〕●声や喉の不調は、最初に専門医の診察を受けてください。歌唱のトラブルは、最初にボイストレーナー(音楽教師)にご相談ください。





by aida-voice | 2014-08-07 09:19