声の短問短答【続編】252


「声優の水樹奈々さんが急性声帯炎および上気道炎による音声障害のために休業していましたが、このような病気にならないための対策はありますか?」

まず、急性声帯炎や上気道炎は、ウイルスや菌などによる感染症の病気。
そう、風邪に似ている。
したがって、どんなに気をつけていても、罹患するときはしてしまう。
ただし、ある程度の予防は可能。
一般的な喉頭の感染予防と同じ。
①うがいと手洗い〔なお、うがいに関しては、効果が無いとおっしゃるドクターもいます…〕
②栄養補給と睡眠
③マスクや加湿器の使用〔これに関しても懐疑的な専門家もいますね〕
④喉頭周辺筋の柔軟性と甲状孔開大の確保〔内喉頭への血流を増やして免疫力を高めたり保湿を維持したりします〕
⑤感染源に近づかないこと〔難しいのですが、これが一番効果的かも!?〕
以前、毎年、6月と11月に必ずのど風邪にかかる女性ジャズシンガーがいました。
発声時過緊張とLDPが存在し、それらをボイスケアで完全に改善しました。
その結果「その後はまったくのど風邪をひかなくなった!」と喜びの報告をいただいています。
喉頭周辺筋の柔軟性を獲得し、甲状孔が広がったことで、上喉頭動脈の血流が増して免疫力が高まり、声帯を含む内喉頭が自己保湿されるからですよね。
歌手や声優にとって風邪をひくって、どの程度か?
楽器演奏者、例えば、バイオリニストにしましょう。
大切なバイオリンにコップ一杯の水を掛けるようなもの・・・
水分が乾くまで大変。
最悪、胴の木部が変形したり弦が傷んだり。
そんなことは絶対にしませんよね。
歌手や声優がのど風邪をひくって、そのくらい重大な出来事なのです。
できる限り予防をしてください。
なぜ?
あなたの声(歌声)を待っているファンのために!

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~重要なお知らせ~ ●外喉頭から考究する発声の理論と技術は日々進化しています。この記事は掲載時の情報であり、閲覧時点において最新・正確・最良でない可能性があります。すべての記事の内容に関し、一切の責務を負いません。●記事の内容は万人に適合するものではないため、当サロンの施術に関し、記事の内容通りの効果や結果は保証も確約もしておりません。〔当サロンでは役立てないと判断された場合、理由を問わず施術をお断りします〕●声や喉の不調は、最初に専門医の診察を受けてください。歌唱のトラブルは、最初にボイストレーナー(音楽教師)にご相談ください。





by aida-voice | 2014-07-02 00:04