声の短問短答【続編】245


「これまで酷いクレーマーにあったことはありますか?」

これまで2万人弱に対応し、言い掛かり的クレームは4件。
●初めてお越しになり、1回だけ施術を受けました。その3年後「最近、目が悪くなったのはお前のせいだ」と突然に連絡があり、金銭の要求をほのめかしてきました。こちらの過誤によって疾病した証拠を提出していただくよう伝えたところ、プツリと音信が途絶えました。顧問弁護士の話では、医療および健康増進機関をターゲットにする「たかり屋」だったそうです。
●20代前半のフリーター。2か月間で合計3回のアプローチを受けました。その1か月後「メジャーデビューできなかった責任を取って欲しい」と謝罪を求めてきました。当サロンの趣旨を再確認していただきました。歌を上手くする目的ではなく、声の出しやすさと声質の向上が最大目的であることを。そして、これらを獲得すると、歌が上手くなる可能性が高くなることも。しかし、プロ歌手になるには、声の良さや歌の上手さの実力だけでなく、運やコネなどもろもろの不確定要素も大きくかかわってきます。
●声の病気の方。スパンを短く6回の施術を受けました。その後「まったく良くならなかった」と言って費用の返還を要求されました。当サロンの趣旨を再確認していただきました。喉や声の病気を治すのが目的ではなく、その病態でも声を出しやすくすることで、乗り越えられる可能性を引き出すのが目的であることを。実際、病気そのものは治っていないが、日常生活で気にならないほどまで発声運動の能力を獲得された方々が大勢います。このような思い違いや目的の相違をなくすため、最初に当サロンの役割をご理解ご承諾いただき、問診票の最下段にご署名を頂戴しております。
●初めての術後に喉の痛みを生じたケース。声を荒げ電話してきました。長い間、外喉頭の硬いひとは、ピンポイントマイクロストレッチで筋肉がゆるむと、最初は声が出し辛かったり、違和感を得たり、筋肉痛を感じたりすることは極々稀にあります。これは、一時的なもので過誤ではありません。このひとの話を詳しく聞くと、実は、喉の中が痛いとのこと。外喉頭のアプローチは内喉頭まで影響を与えませんので、これは違う原因や症状である旨を伝えました。その後、二度目に来たとき「先生、あれは風邪でした…」と謝罪され、一件落着。
この世にはいろいろなひとが生きています。
中には変わった人もいますね。
上記4件は、すべて解決済み。
懇意にする顧問弁護士もおりますが、おかげさまで訴訟や裁判沙汰は一度もありません。
今までもこれからも、どのような事態にも一つひとつ丁寧に説明してご理解いただくのみです。

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追記:クレームではありませんが、次のようなこともありました。ある再来枠の時間、四名がサロン内に居ました。某メジャー歌手に、さいたまスーパーアリーナで歌う際の観客位置と共鳴腔の関係をアドバイスしていました。近くに居た方が「ここは声には良いかもしれないけど、プライバシーがまったく無いのね」と吐き捨てて出ていきました。実は、この方も一流の歌手でしたが・・・。それほどプライベートを暴露していないと思いますが、そのひとにとっては聞きたくない、つまり、うらやましい話題だったのかも。または、さいたまスーパーアリーナで苦い経験があったのかも。ただ、当サロンは、かなり狭いため、会話が筒抜け状態。プライベートな会話は、できる限り防音室内でお話しするよう心掛けております。
by aida-voice | 2014-06-22 22:16