声の短問短答【続編】241


「僕はオフコースが大好きです。小田和正さんのような透明感あふれる高音を出したいのですが・・・」

論理的には難しくありません。
まずは小田和正さんのような透明感あふれる高音の原理を知りましょう。
3つのポイントを箇条書きします。
ⅰ声帯粘膜の振動性能が高い
ⅱ呼気のSN比が良い
ⅲ咽頭共鳴腔の縦軸形成が上手い
たったこれだけ。
小田和正さんは、この3つを生得的に有しています。
さらに、広角(上から見た左右の甲状軟骨板の角度が鈍角)で大きな甲状軟骨をお持ちです。
美しい高音を発するために生まれて来たようなもの。
お見事です。
さて、この3つを後天的に獲得できるのか?
無理ではありません。
しかしながら『どこをどうすれば良いか!?』などの感覚を持たない場所ばかり。
そこで各項目のヒントを簡易掲載します。
ⅰは上喉頭動脈の血流を増やすために、LDPの場合は改善し、甲状軟骨舌骨間を拡大させましょう。
ⅱは呼気の流れを良くしましょう。そのためには、気道を邪魔しないよう気管支や喉の病気がないこと、加えてLDPでないことが必須。
ⅲは舌骨深部の軟部組織に柔軟性があることと、舌骨に付着する発声関与筋の運動性能向上と筋力アップが不可欠です。
どうですか?
完成すれば、喉にとって一番自然な状態にほかなりません。
透明な美しい高音も楽々。
そう、あなたの歌声を待ち望んでいるひとがいます。
諦めないで!

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真上から見た喉頭模式図





追記:スピッツの草野マサムネ氏も、これらの条件をお持ちの素晴らしい歌手です!!!




~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。
by aida-voice | 2014-06-12 22:26