声の短問短答【続編】237


「本田圭佑選手の首の手術らしきあとが話題になっていますが、甲状軟骨の手術ですか、甲状腺の手術ですか?」

わたしは医師ではないため、手術に関する話題はわかりかねます。
ただ、甲状軟骨、頚部リンパ、甲状腺の各種病気の手術後に、瘢痕・癒着や反回神経麻痺によって声が出にくい方々の発声運動促進の施術(外皮から外喉頭へのアプローチ)を数多く行っているため、手術痕の位置から勝手な想像することだけはできます。
本田圭佑選手の場合、詳しい病名や術式が公表されていないため、サージカルテープの位置から推測すると、甲状軟骨ではなさそうです。
喉頭枠組手術はもっと高い位置の手術創となります。
この位置からすると、甲状腺の可能性が高いと思います。
これも大胆な推察ですが、バセドウ病や甲状腺腫瘍〔悪性の場合は癌〕・・・
甲状腺の病気は早急に命に直結する病状が少ないため、サッカーを続けながら、極秘裏に手術を受けたのかもしれません。
ただ、甲状腺の機能が亢進したり低下したりすると、体調は崩れます。
そんな状態でも活躍し続ける本田選手は凄いですね。
ちなみに、わたしも左の甲状腺に腫瘍があります。
自分自身の触診でもわかります。(この繊細な触診技能に対し、甲状腺疾患専門病院院長伊藤公一先生も驚いていました)
ときどき腫れることがあり、その結果、上喉頭神経外枝が圧迫されるのか、輪状甲状筋の動作が緩慢となって、声門閉鎖力が脆弱化し、そこから呼気が漏れて声がかすれること〔嗄声〕があります。
おっと、わたしの話題など蛇足でしたね。
申し訳ございません。
間もなくブラジルワールドカップの開催です。
本田選手と日本チームの活躍をお祈りします。

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追記:もし、もしも、甲状腺摘出手術だったら、反回神経の損傷を伴わなくて本当に良かったですね。反回神経麻痺を招いたら、声がかすれ、指示を出す司令塔になれませんからね・・・






~重要なお知らせ~ ●外喉頭から考究する発声の理論と技術は日々進化しています。この記事は掲載時の情報であり、閲覧時点において最新・正確・最良でない可能性があります。すべての記事の内容に関し、一切の責務を負いません。●記事の内容は万人に適合するものではないため、当サロンの施術に関し、記事の内容通りの効果や結果は保証も確約もしておりません。〔当サロンでは役立てないと判断された場合、理由を問わず施術をお断りします〕●声や喉の不調は、最初に専門医の診察を受けてください。歌唱のトラブルは、最初にボイストレーナー(音楽教師)にご相談ください。





by aida-voice | 2014-06-05 00:02