ASKAさんの嗄声の原因!


一年ほど前、声の短問短答【続編】80 で「ASKAさんの声って変わったの?」の問いに答えました。
今般、衝撃的なニュースが飛び込んできました。
ASKAさんが薬物で逮捕されたのです。
とても残念です・・・
さて、覚せい剤使用によってASKAさんの声に何が起こっていたか、今、ようやく理解できました。
話は数年前のこと、当サロンに嗄声(させい:かすれ声の意味)で困っている某歌手が来ました。
名前は明かせません。
詳しく話を聞くと、元よりハスキーボイスであったそうですが、数年前、脱法ハーブ(その当時は合法だったそうです)の使用によって声が枯れてしまい、戻らなくなったとのこと。
なお、わたしに会ったときは、既に使用は止め、年数が経過していると伺いました。
その当時の状況を聞くと、新曲の作成に行き詰まり、友人に勧められ、つい軽い気持ちで手を出したそうです。
使用時、呂律(ろれつ)が回らない状態で、かなりシャウトしながら歌い込んだようです。
何が起こったのでしょう?
まず、来院時の外喉頭を探ってみました。
外皮に近い筋群は異常なし。
同様に懸垂機構の筋群もノープロブレム。
次に、甲状軟骨を軽く反転させ、指を差し入れ触知したところ、他の筋肉に比して閉鎖筋が薄く感じました。
つまり、声門を閉じる筋肉が弱くなっていたのです。
元々、ハスキーなタイプであったため、さらに声門が閉じにくくなり、そこから呼気が漏れ出し、嗄声が強くなっている。
ASKAさんの発声も、呼気の圧力を高め、ハスキーをコントロールする手法を用いていましたから、もしかすると、違法な薬物使用中に気持ちが高揚してパワフルに歌い込んだことから、2013年春頃はガラガラ声に聞こえたのかもしれませんね。
さらに、覚せい剤など薬物による血圧上昇や神経伝達トラブルが関与している可能性も。(わたしは違法薬物の専門家でないため、これらは伝聞に過ぎませんが…)
2013年5月24日に、太ったことよる声門開大の結果の嗄声であると記事にしましたが、ASKAさん逮捕を受け、この薬物使用による影響の蓋然性を考えるのが妥当でしょう。
ASKAさんは素晴らしいアーチストです。
本当に悔やまれます。
また、皆さんも危険な薬物は絶対に使用しないでください。
そう、身体だけでなく、声にも悪いのですよ。

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~メッセージ~
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by aida-voice | 2014-05-21 11:25