声の短問短答【続編】228


「すぐに緊張して声が出しにくくなるのですが、対処法はありますか?」

世の中に緊張しないひとはいません。
30年以上歌い、紅白歌合戦に出場するベテランの歌手でさえ、本番前は緊張するとおっしゃっていました。
だから、皆さんが緊張するのは当たり前。
では、何か対策はないものでしょうか?
二つあります。
一つ目は、場慣れすること。
経験の回数の多さに勝る緊張緩和策はありませんよね。
二つ目は、緊張しても運動性能が担保されるほどの発声関与筋の柔軟性を獲得すること。
そう、有り余る柔らかさがあれば、緊張してちょっと硬くなったくらいが丁度いい。
こんな状態がベスト。
いかなる環境に接しても、スルスル自由に声が出てきます。
では、求める発声関与筋の筋硬度は?
10~20Tone!

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追記1:発声関与筋の柔軟性の獲得には、多くの状態を観察および検証した結果、ピンポイントマイクロストレッチが最も有効でした。



追記2:喉頭の柔軟性が確保されると、舌骨甲状軟骨間隙が広がり、甲状孔から入る上喉頭動脈の血流が増え、内喉頭や声帯への酸素・栄養が行き渡りやすくなります。さらに声帯ヒダの水分も潤沢になり、振動運動の性能が向上。これによって、裏声(ファルセット)が出しやすくなったり、ビブラートがやりやすくなったりします。そう、歌上手への近道となるのです。
by aida-voice | 2014-05-10 00:16