声の短問短答【続編】225


「あなたは、触診で喉の筋肉の全てを探り出せるのですか?」

いいえ、違います。
外皮に近い筋肉や動きを伴う筋肉は精密な触診で判別できます。
列挙すると、肩甲舌骨筋、胸骨舌骨筋、甲状舌骨筋、胸骨甲状筋、輪状甲状筋、茎突咽頭筋、茎突舌骨筋、顎二腹筋、オトガイ舌骨筋、舌骨舌筋です。
そして、甲状軟骨を反転させ、横披裂筋と斜披裂筋の一部、甲状披裂筋の一部、外側輪状披裂筋の一部などです。
走行や筋腹の個体差も大きい箇所ゆえ、判別できないケースも多々あります。
また、以下の状況にある筋肉の触知は困難になります。
① 甲状軟骨の裏に存在する声帯を動かす筋肉
LDP状態で動きが緩慢な筋肉
③ 筋損傷や炎症で正確な情報を得られない筋肉
④ 破格や奇形によるレアケースの筋肉
やはり万能ではありません。
ますます触覚技能を磨くよう努力します。

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外喉頭予想図一例






~重要なお知らせ~ ●外喉頭から考究する発声の理論と技術は日々進化しています。この記事は掲載時の情報であり、閲覧時点において最新・正確・最良でない可能性があります。すべての記事の内容に関し、一切の責務を負いません。●記事の内容は万人に適合するものではないため、当サロンの施術に関し、記事の内容通りの効果や結果は保証も確約もしておりません。〔当サロンでは役立てないと判断された場合、理由を問わず施術をお断りします〕●声や喉の不調は、最初に専門医の診察を受けてください。歌唱のトラブルは、最初にボイストレーナー(音楽教師)にご相談ください。





by aida-voice | 2014-05-03 00:32