声の短問短答【続編】219


「AMEMIYAが急性声帯炎で声が出なくなりましたが、ボイスケアサロンで急性声帯炎は治りますか?」

まず、当サロンは医療機関ではないため、喉の病気の治療は行っておりません。
喉の病気は病院や医院へ。
今回は、外喉頭の見地から急性声帯炎を考察してみましょう。
急性声帯炎は風邪や感染症によって引き起こされる声帯の炎症。
何が起こるのか?
炎症によって声帯ヒダが腫れます。
これによって声帯の質量が増して低音化します。
辛いことですが、高音が出ません。
さらに、充血で声帯ヒダが厚くなるため、声門(声帯の間)が閉じなくなります。
これによって息が漏れ、ガラガラ声になります。
より詳しくは、専門の医師にお尋ねください。
急性声帯炎は、予防と緩解(一時的な症状の緩和)が大切。
まずは、風邪を引かない丈夫な喉を構築すること。
この考え方が一番。
次に、緩解にはアイシングが効果的。
柔軟性と血行を維持したまま、テクニカルな手技で甲状軟骨をわずかに反転させ、アイスクリッカー(その他に柄を凍らせたスプーン等)を用いて披裂部から冷却アプローチを行います。
1分間圧着、1分間軽擦Massage、を3セット繰り返しましょう。
正しくできれば声帯の腫れを軽減させ、驚くほどスムーズに声が出ます。
ただし、一時的な本番前の応急処置ですから、その後、必ず優秀な耳鼻咽喉科で治療を受けてくださいね。

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急性声帯炎の模式絵(医師の協力)




追記:注意すべきは、冷却によって上喉頭動脈および上喉頭静脈の血流を阻害しないこと。この血流が低下すると、声帯の腫脹軽減が難しくなったり、声帯の運動性が落ちてしまったりします。冷やすポイントを絶対に間違えないで…
by aida-voice | 2014-04-17 00:02