声の短問短答【続編】218


「閉鎖筋って?」

発声業界でよく使われている閉鎖筋とは、声帯を閉じる筋肉の総称。
声は、声門(声帯ヒダの間隙)を閉じた状態で、肺から呼気が流れ、その空気によって声帯ヒダが振動して声が作られるのです。
もちろん、ベルヌーイの定理も関与します。
さて、閉鎖筋に含まれる筋肉には、声帯ヒダを内転させる外側輪状披裂筋、甲状披裂筋、横披裂筋、斜披裂筋があります。
加えて声門閉鎖の補助筋として、声帯ヒダを伸長して緊張させる輪状甲状筋があります。
安易に閉鎖筋の名前を連呼するのではなく、各筋の正しい名前と作用を学んで、使いこなしてくださいね。
実際、この付近の動きを正しく知るのは難しい。
試しに「ラ」の音声を出してください。
どの部位の閉鎖筋を、どのくらい収縮させているか、あなたはわかりますか?
ならば「ド」との筋力の違いは?
本気で正確に知る方法は、やはり摘出喉頭による触知研究しかありません・・・
実物に何度も触れて動き具合を知り、その感触を叩きこまなければ、論外!

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米国メイヨークリニックの喉頭機能外科セミナーで
摘出喉頭触知の様子を描いたもの〔解剖は医師〕
絵の指は會田・・・

by aida-voice | 2014-04-15 01:16