声の短問短答【続編】211


「なぜ、発声を教える先生は、各人様々なのですか?」

この問いは、頻繁に頂戴します。
例えば、音階の「ラ」を発するにも、同じ筋肉を使っている、同じ動きをしているとは、言い切れないのです。
ひとは、それぞれ異なる手法で「ラ」を作り出しています。
個人差、個体差が大きい。
輪状甲状関節を活用するひともいれば、声帯筋を硬化させるひと、声帯ヒダを薄くするひと、共鳴腔に頼るひとなど、さまざまです。
野球で例えるなら、ピッチャーがストライクを取ることと似ています。
投げ方は、オーバースロー、サイドスロー、アンダースローなどがあります。
加えて、球種は、ストレート、カーブ、スライダー、シンカー、ナックルボールなど。
すべて、それらの組み合わせ。
どんな投げ方でも、どんな球種でも、ストライクには変わりありません。
そう、ここでのストライクの意味が、発声の「ラ」なのです。
したがって、教える側と教えられる側の発声に関わる構造や運動がピッタリ一致する確率はかなり低いと考えて良いでしょいう。
だから、指導者やメソッドが、あなたに合わなくても仕方ありません。
いろいろトライし、あなたの喉の構造と発声運動パターンを熟知し、あなたに適した先生やテクニックを探しましょう!

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追記:現在、上記の理由から、当サロンでは直接的な各種紹介は行っておりません。発声方法の考え方や教え方に良し悪しはありません。わたしは事実を探求し、中立を保つのみ・・・
by aida-voice | 2014-04-04 02:21