静電気を感じた直後の声質が落ちる件《不安や恐怖と声の関係》


冬にパチッとくる静電気。
嫌ですよね。
これを好むひとはいないでしょう。
実験をしました。
歌手の知人に、検証の目的を伝えず、イスに座らせ、金属製の手すりを握りながら、十八番のカラオケを歌ってもらいました。
歌っている状態の喉を触知します。
十分な柔軟性と運動性を有しています。
素晴らしい。
歌い終わった後、こっそり静電気が発生する布に触れさせ、再び手すりを握らせました。
案の定、パチッ!
ひっくり返るのではと思われるほど驚いていました。《申し訳ございません!》
その直後、カラオケを流しました。
さすがエリートボイスユーザー。
すぐに歌唱モードに入り、最後まで歌い上げました。
が・・・
初回より、リズム感や音程が何となく悪いのです。
また、歌っているときの喉を探ってみたところ、先ほどより発声関与筋を硬化させていました。
とくに、肩甲舌骨筋、甲状舌骨筋、中咽頭収縮筋の三部位。
これは一種の発声時過緊張‼
静電気そのものが、筋肉を硬化させたとは考えられません。
連続通電なら筋収縮による硬化は可能ですが、静電気は一瞬です。
したがって、静電気によって、驚き・不快感・恐れ(もう一度パチッとくるのではとの恐怖)が生じ、フィジカルにも変調を来し、歌唱に集中できない状況だと思われます。
日常の中では、静電気だけでなく、他の要因でも同じ結果を生むでしょう。
よって、歌うときは、できるだけ不安や怒りを払拭し、心にゆとりを持ち、平常心を保ってください。
そう、あなたに余裕があるからこそ、聴くひとに、あなたの歌声の魅力を差し上げることができるのですから。

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by aida-voice | 2014-02-25 00:10