声の短問短答【続編】190


「咽頭共鳴腔って、そんなに重要なの?」

声帯で作った小さな音を加工するのが共鳴腔。
その中でも最大の役割を担うのが咽頭共鳴腔です。
良声の根源とお考えください。
これは弦楽器と同じ構造。
あなたは、アコースティックギターの弦とボディ(胴)のどちらが音色や響きに関与しているかわかりますか?
そう、ボディですよね。
弦で作られた脆弱な原音をボディがサウンド形成します。
100万円のアコースティックギターの値段配分が弦80万円でボディが20万円ではありません。
ほとんどがボディの価値であるはず。
12億7千万円のストラディバリウス「レディ・ブラント」でも同じ。
弦が6億円もするはずがありません。
音の本質を知ってください。
結局、音は空気の波(振動)なのです。
空気が流れなければ音、つまり、声は完成しないのです。
わたしたちは無意識に声を使っていますが、実は本当に巧緻なシステムで生成されているのです。
音の源である声帯と同時に、その音を加工する共鳴腔を大事に扱ってくださいね。

e0146240_21153273.jpg




追記1:これまで咽頭共鳴腔の大切は繰り返しお伝えしてきました。「くどい!」と思われるかもしれませんが、声の短問短答コーナーでは皆さま(一般の方からボイストレーナーまで)いただいた疑問や質問にお答えするため、重複する内容も取り上げております。ご理解ご容赦ください。



追記2:当サイトに出てくる単語や内容は、喉ニュース目次集でお調べください。発声の奥深さと曖昧ゆえの美しさを知ってください。声ってすばらしい・・・♪



I solve throat and voice problems from the viewpoint of a kineticist.
by aida-voice | 2014-02-19 00:10