舌骨大角付近が硬いため喉を開けることが難しい理由


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摘出喉頭の触知検査でわかってきたことですが、舌骨大角(最後端部)に付着する軟部組織を丁寧に調べると、多くに線維が豊富であると気づきます。
つまり、筋肉(すじにく)のようなもの。
また、舌骨体と絡みつくような平行線維(結合組織が豊富な筋線維)の存在も確認できました。
以下は、アメリカ合衆国メイヨークリニック喉頭機能外科セミナーでの摘出喉頭触知研究の様子を描いたものです。
なお、解剖は米国人および日本人の医師が行っています。
複数個体を探っていくと、下咽頭収縮筋と中咽頭収縮筋では、明らかに異なる様態に気づきます。
同じLDPでも、咽頭共鳴腔が存在する舌骨後方部の柔軟性を得て、前方移動させることの難しい理由がここにあります。
合点がいきましたか?
最後に、ご献体くださったご奇特な皆さまに、御礼と共にご冥福を心よりお祈り申し上げます。
触れさせていただき、本当にありがとうございました・・・

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by aida-voice | 2014-02-16 09:14