1000万アクセス特別掲載「マリアカラスはLDPだった!?」



1000万アクセス(UU)を達成しました。
その記念すべき記事として、愛する歌手の一人、マリアカラスについてアップします。


わたしはこれまでマリアカラスの歌を何千回聴いたでしょう・・・
その様子の映像を何百回見たでしょう・・・
中学の頃から大好きなクラシック歌手ゆえ、徹底的に研究しました。
大昔のレコード盤からCDそしてハイレゾ音源(リマスター)まで。
40年以上に及びます。
聴き込んだ回数は、誰にも負けないのではと勝手に思っています。
それほど彼女の歌を、声を愛していました。
その結果わかったことがあります。
1960年以前のフレキシブルな喉頭の動きが、1960年あたりを境に、喉頭が硬く深く入り込む LDP に陥っていたのです。
外喉頭の検証と共に、声の変化からも想像できます。
彼女の喉頭の特徴は以下です。〔私論〕
●他のソプラノ歌手に比して甲状軟骨が大きい → 質感ある豊かな音の構築が可能 → ただし扱いが大変なときもある(喉頭の可動範囲の減少や重量による運動効率の低下など)
●喉頭隆起の付近は鋭角傾向だがエッジに向かい広角になる → 声帯ヒダの長さは短めだが声帯ヒダ面積が大きくなり低音から高音までレンジが広くなる
●最好調のときの舌骨の動きは絶賛すべき秀逸さ → 咽頭共鳴腔の広がりと運動性が存在し、響きと音色のコントロールが非常に素晴らしくなる
●絶不調のときは喉頭全体の動きが止まり完全な深奥化現象を呈していた → LDPによって魅力に欠ける閉塞的な歌声になる(甲状軟骨と舌骨の大きさに伴い高音発声に難が生じる)
●外喉頭筋の運動にナミが多い(時代によって潜在的なLDPを確認) → 体調やメンタルの変化で発声音が異なる結果となる
●稀に肩甲舌骨筋前腹が浮き上がる → 喉頭の深奥化と運動阻害を助長してしまう
●輪状軟骨も大きい → 推測の域を出ないが好調時は輪状甲状関節のヒンジ運動とスライド運動の可動範囲が大きくなり圧倒的な高音が生まれる →ただし一旦LDP状態になると発声力の低下と共に迷走神経系に圧が加わり咽(むせ)が多くなる
●呼吸時の胸郭に連動する鎖骨の動きが極上 → 歌唱用肺活量が豊富であると同時に呼吸運動能力が高い
●開口が見事 → 口腔共鳴腔の使用により言葉声の深みを演出できる
●ときどき顎関節の動きに左右差がある → 発声音の変化に遅れが生じやすい
マリアカラスの喉は極上ですが、外喉頭の変調も多く見られます。
好不調の差が大きく、人生も波乱に満ちていたため、より魅惑的に感じるのでしょう。
まさに稀有なソプラノ歌手です。
わたしはこれからも聴き続けます。
いつまでも、いつまでも・・・

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追記:やや古い情報となりますがマリアカラスの過去記事も是非ご覧ください‼





~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。なお、LDP(喉頭深奥ポジション)は病気ではなく喉筋の癖&独自の造語です。






~重要なお知らせ~ ●外喉頭から考究する発声の理論と技術は日々進化しています。この記事は掲載時の情報であり、閲覧時点において最新・正確・最良でない可能性があります。すべての記事の内容に関し、一切の責務を負いません。●記事の内容は万人に適合するものではないため、当サロンの施術に関し、記事の内容通りの効果や結果は保証も確約もしておりません。〔当サロンでは役立てないと判断された場合、理由を問わず施術をお断りします〕●声や喉の不調は、最初に専門医の診察を受けてください。歌唱のトラブルは、最初にボイストレーナー(音楽教師)にご相談ください。





by aida-voice | 2014-02-15 21:01