告白


昔(小学生のころ)、わたしが過緊張発声で苦しんだ経緯を赤裸々にお伝えしたことがあります。
あまり思い出したくない過去ですが、この外喉頭を研究するきっかけの一つでもあったため、あえて告白しました。
今回は、次なる告白です。
わたしには20代後半の娘が二人おります。
その一人のお話です。
実は、昨秋(2013年)のある日、突然ジストニアに襲われました。
発症部位は顔面部。
症状が進行し、現在、仕事ができない状態です。
わたしは、これまで大勢の痙攣性発声障害〔SD〕や発声時頚部ジストニアの方々に出会ってきました。
快癒はできないものの、症状が多少でも緩和すればと、さまざまなアプローチ法を探求してきました。
そして、自分の家族が罹患。
もし、神様がいらっしゃるなら、これも何か意味があるのでしょうか? それとも偶然? やはり試練?
いろいろ考えても答えは導き出せません。
この1月、その娘と温泉に宿泊しました。
二人だけで旅に出たのは初めて。
ジストニアについて、膝を交えて懸命に話し合い、わたしの知る範囲で些末なアドバイスを与えました。
その内容の根幹は以下です。
「まずは、症状を冷静に感じ取り、それを認める。その後、うまく付き合い、うまくコントロールする術を、ちょっとずつ焦らず見つけなさい・・・」と。
まだまだ病態も原因も解明されていないジストニア。
適切な治療法もありません。
わが子を含め、当該疾患をお持ちの方々の快癒を心より願っております。

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~追記~
家族の病気の記事を書くなんて可哀想だからやめろとのご批判をいただきました。
しかし、本文でも書いたように、わたしは多くのSDやジストニアの患者様に出会い、かかわってきた経緯があるからこそ、真実を伝えなければならない。
つまり、使命であるとの考えに至ったのです。
この世にはいろいろな病気やケガがあります。
常に100%健康であると自負できるひとは少ないでしょう。
なぜなら、生まれた瞬間から老化が始まり、死へと向かうから。
これは、まぎれもない事実。
加えて、もう一つ大切な事実があります。
それは、日々の中から、生きる希望や幸福感を探し、前向きに生きていくこと。
ときに努力し、ときに休み、ときに喜び、ときに悲しみ、そう、成功も失敗も、幸運も不運も、健康も病気も、あらゆる森羅万象を受け入れ、乗り越え・・・
そして、生きる!
by aida-voice | 2014-02-08 00:05