声の短問短答【続編】187


「欧米人は、日本人より、声の質が良いの!?」

そんなことはありません。
日本人でも優れた声質や歌声の方は大勢おります。
この質問の意図には、日本人のコンプレックスが内包されているような気がします。
確かに、外国人(主に白人や黒人)と比較すると、身長も体格もかないません。
さらに、のっぺりした顔に薄っぺらな胸郭。
音声に関しては、躯体構造に伴う共鳴腔の大きさが違いますね。
これによって外国人の方が、豊かな音色を発声する可能性が高くなります。《ただし個人差も大きな部分…》
けれども悲嘆する必要はありません。
二つあります。
アメリカ合衆国のメイヨークリニック喉頭機能外科教室で外国人の摘出喉頭(解剖は医師)の触知研究を行ってきましたが、喉頭形状に関しては大きな違いを認めませんでした。
つまり、甲状軟骨も声帯も、人種による違いはそれほどないのです。
安心してください。
外国人に負けない歌声だって可能ですよ。
海外で大健闘している日本人アーチストだって数多いらっしゃいます。
素晴らしいですね。
ここでスポーツを思い出してください。
体格の大きな外国人プレーヤーに対抗するには、パワーでなく、巧緻な運動性で対抗すれば、相手より勝るはず。
歌唱も、ある種のスポーツと言えます。
そこで、白人ロック歌手や黒人ソウルシンガーのような歌声を得るには、次の二つのポイントを押さえてください。
①呼気のコントロール性能を上げる(加圧呼吸トレーニングや真呼吸三法の獲得)
②咽頭共鳴腔の運動性を上げる(舌骨付着筋と中咽頭収縮筋の柔軟性確保と発声関与筋の筋力アップ)
さあ、外国人に負けない歌声をゲットしてください。
皆さまのご活躍を心よりお祈り致します・・・

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by aida-voice | 2014-02-05 12:16