声の短問短答【続編】186


「太ると低音化?」

基本的にはどちらとも言えません・・・
声帯ヒダは軟部組織ですから、そこへの脂肪付加による肥厚が挙げられます。
声帯が厚く重くなれば、ピッチは下がります。
つまり、太ることで低音化する。
ただし、元来、発声運動性能を有する歌手は、声帯ヒダを伸ばしたり薄くしたりできるため、大きな変化がないケースもあります。
さて、次に反対理論となるのが、共鳴腔の容積減少。
太ることで、共鳴腔を構成する軟部組織も増し、共鳴腔そのものが狭くなる。
形状が特異的に細くなれば、声は高音化します。
例えるなら、アルトリコーダーがソプラノリコーダーになるようなもの。
この二つが絡み合って、その人物の声のピッチが構成されます。
つまり、太ったり痩せたりして喉頭環境も変化しますが、音高変化は一律でなく、ひとそれぞれだと言うことですね。

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追記:声帯のむくみも低音化の一因です。甲状軟骨舌骨間の狭小化によって、上喉頭動脈の流れが阻害される例が多々あります。根本は上喉頭静脈圧の上昇が原因ですね。






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by aida-voice | 2014-02-04 13:42