声の短問短答【続編】184


「歌のリズムやメロディはどこで作るの?」

主に輪状甲状筋と共鳴腔。
加えて呼気のコントロールによって魅惑的なリズムやメロディが作り出されます。
ただし、詳しい動作状況は解明できていません。
喉頭の筋肉が硬いと、輪状甲状筋の動き具合が悪くなり可動範囲が減るため、リズム感に乏しい歌になります。
リズムを伴った音が連続してメロディを構成します。
ここに音質を左右する共鳴腔が大きくかかわってきます。
このような事実から、やはり、輪状甲状筋・共鳴腔・呼吸が主要であるとわかりますね。
最後に、もう一度、『声の5大原則』と『声の真理』を思い出してください・・・





声の5大原則


①声は、声帯を含め、すべて筋肉によって作られる 【スポーツに酷似】
 (喉にラジオや iPod など機械は入っていない!)

②声帯は、筋肉と粘膜からなり、声帯の筋肉は自分では動かない
 (喉の筋肉とベルヌーイの定理〔呼気を利用〕で動かされている!)

③声の良さは、声帯よりも、その上位にある共鳴腔で決まる 【楽器と同じ】
 (特に咽頭共鳴腔が大切!)

④共鳴腔をコントロールするには、喉の筋肉に柔軟性がなければならない
 (日本人の多くは硬い! 運動能力アップ・筋力強化は柔軟性獲得後に!)

⑤歌が上手か下手かは、フィジカル(喉の〔基礎〕運動能力)と、テクニック(歌の技術)と、メンタル(精神や歌心)の、掛け算(積)によって決まる
*メンタルは、アーティスティック(芸術性)やセンス(感性)と置き換えてもOK





~声の真理~
空気が流れなければ声帯は振動しない。
つまり、声を出すには相応の呼気が絶対必要。
そして、ベルヌーイの定理と、声帯の四大行為〔①開閉、②伸縮、③硬軟、④厚薄〕によって音源が作られ、その脆弱な音を良音に作り上げるのが5つの共鳴腔。
喉頭室・梨状陥凹・咽頭共鳴腔・口腔共鳴腔・鼻腔共鳴腔、中でも舌骨の奥〔頚椎方向〕に在る咽頭共鳴腔が最重要となる。
何故か?
一言で答えるなら、空間〔大きさや形状〕を任意で変えることが可能だから。(個人差あり)
その空間を構築するには、喉周辺筋の柔軟性が不可欠。
やはり発声は運動…
これらの一連の条件が揃ってはじめて他者を魅了する美声が完成するのである。




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追記:さらに詳しくは、あなたの信頼する音楽教師やボイストレーナーにお尋ねください。彼らこそ発声テクニックを知り尽くした専門家です。






~重要なお知らせ~ ●外喉頭から考究する発声の理論と技術は日々進化しています。この記事は掲載時の情報であり、閲覧時点において最新・正確・最良でない可能性があります。すべての記事の内容に関し、一切の責務を負いません。●記事の内容は万人に適合するものではないため、当サロンの施術に関し、記事の内容通りの効果や結果は保証も確約もしておりません。〔当サロンでは役立てないと判断された場合、理由を問わず施術をお断りします〕●声や喉の不調は、最初に専門医の診察を受けてください。歌唱のトラブルは、最初にボイストレーナー(音楽教師)にご相談ください。





by aida-voice | 2014-02-03 18:41