声の短問短答【続編】176


「LDP の状態では輪状甲状筋は鍛えられないの?」

難しいと思います。
LDP は喉頭の筋肉が硬くなって発声の各運動が阻害されている状態。
輪状甲状筋は輪状甲状関節を動かして声帯ヒダを伸ばす役目を担っています。
輪状甲状関節はヒンジ運動とスライド運動のダブルアクションジョイント。
したがってLDP によって輪状甲状関節がロックされ、輪状甲状筋の動きが少なくなります。
実際、LDP の方の輪状甲状筋を触診すると、筋厚が薄くなっています。
例えるなら、膝の関節を曲がらないようギプスをはめたまま、高くジャンプして大腿部の筋肉を鍛えようという感じ。
やっぱり無理でしょうね・・・

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追記1:輪状甲状関節の動きが少ない状態で、どのように発声しているかと言えば、声帯筋を固めて発するケースが大半です。これでは、金属音的な高音となり、コントロールも大変。さらに筋硬度上昇によって声帯ヒダの振動効率が低下し、呼気がたくさん必要になります。つまりブレスが短くなってしまうのですよ。



追記2:輪状甲状筋の真実を知ってください。過去に詳しく解説しましたよね。もう一度、勉強しましょう。そして、ピッチコントロールの花形である輪状甲状筋に感謝‼





~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。なお、LDP(喉頭深奥ポジション)は病気ではなく喉筋の癖&独自の造語です。
by aida-voice | 2014-01-27 00:04