声の短問短答【続編】167


「老人が一人暮らしでしゃべらないと声帯が退化するって本当ですか?」

声は、声帯を含め、筋肉運動の産物です。
したがって、長く会話がないと、しゃべりにくくなることはあります。
ただし、退化と言う言葉は語弊があるかもしれませんね。
退化とは、進化が逆行したり生物組織が縮小したりする意味です。
この場合は、廃用性萎縮が正しいでしょう。
また、声帯ヒダ(声帯筋と声帯粘膜)も運動性が低下しますが、その周囲の筋肉の萎縮も見逃せません。
なぜなら、声帯は自分で動くことができないから。(縮む動作を除く)
よって、お年寄りが一人暮らしでしゃべらないと、声帯を含め、発声関与筋の廃用性萎縮によって、声が出難くなると言えます。

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追記:ボイスケアサロンでは声のアンチエイジングも行っています。ⅰ上喉頭動脈の血流を増やして声帯粘膜の保湿を促し綺麗な声を獲得する、ⅱ発声関与筋の筋力を強化して弱々しい声から脱却する、ⅲ肺活量アップで声に張りを出す、の3項目を中心に行います。(肺活量アップによって心肺機能が向上し、老化による肺炎の予防にもつながります)



追記:わたし達の大先輩であるお年寄りとたくさん会話しましょう。若者が知らない有益な知恵を豊富にお持ちです。
by aida-voice | 2014-01-08 06:04