声の短問短答【続編】161


「なぜ M to F は LDP になりやすいの?」

多くの GID (性同一性障害)の方の外喉頭と声の様子を調べてきました。
その結果、M to F (男性から女性へ)のひとは、喉ぼとけを押し込む癖が多いことがわかっています。
喉ぼとけは男性の象徴。
そのため、喉ぼとけを見られたくない気持ちが大きく働きます。
このことから、意識下でも無意識下でも、頻繁に喉を触って押し込む行為が多くなります。
ゆえに人為的 LDP に陥りやすいのです。
とくに、年齢が低いうちから M to F を感じ始めたひとほど、深奥度が深くなって筋硬度も上昇する傾向が確認されています。
しかし、LDP 状態では、素敵な女性声の発声が難しくなります。
世の中にかかわっていく上では、耳をつんざくキンキン声より、魅惑的な女らしい声が好まれるはず。
まあ、金属的な高音を欲するなら問題ありませんが・・・
そうでなければ、M to F の LDP は改善をお薦めします。

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追記1:当サロンには、声を高くする手術を受けた後、お越しになる方も大勢います。それは、手術によって声帯を伸ばしたり短くしたりすれば、高音は獲得できますが、音色に関与していないから。手術で、単にピッチが高くなるのみ。響きや音質は声帯より上位にある5つの共鳴腔の役目ですよね。5つの中でも、形状変化が豊かな咽頭共鳴腔が最重要。LDP は、この咽頭共鳴腔の動きを制して押しつぶすことにほかなりません・・・




追記2:高音欲しさに無謀な発声によって LDP に陥る M to F の方も少なくありません。お気をつけくださいませ。





~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。なお、LDP(喉頭深奥ポジション)は病気ではなく喉筋の癖&独自の造語です。






~重要なお知らせ~ ●外喉頭から考究する発声の理論と技術は日々進化しています。この記事は掲載時の情報であり、閲覧時点において最新・正確・最良でない可能性があります。すべての記事の内容に関し、一切の責務を負いません。●記事の内容は万人に適合するものではないため、当サロンの施術に関し、記事の内容通りの効果や結果は保証も確約もしておりません。〔当サロンでは役立てないと判断された場合、理由を問わず施術をお断りします〕●声や喉の不調は、最初に専門医の診察を受けてください。歌唱のトラブルは、最初にボイストレーナー(音楽教師)にご相談ください。





by aida-voice | 2013-12-15 00:05