声の短問短答【続編】149


「日本音声言語医学会に所属しているとのことですが発表しないのですか?」

根本的な事実があります。
それは・・・『お医者さんはお医者さん同士が好き』の一言。
日本音声言語医学会はお医者さんの構成する世界。
いくら国家資格とは言え、わたしのような柔道整復師には、入る隙間がないのです。
結局、医師でなければ、どんな正しい論理を発しても、聞く耳を持っていただけません。
唯一、京都大学名誉教授の一色信彦先生だけは、こんなわたしを信用してくださいました。
この医学会に入会できたのも一色先生のおかげです。
また、京都の一色クリニック形成外科・耳鼻咽喉科(現在閉院)内に外喉頭外来を創設してくださり、月2~4日程度、専門施術を行っていました。
喉頭クリニカルマッサージの名付け親でもあります。
本当に可愛がっていただきました。
その恩返しとして一度だけ発表しましたが、それ以降は、送られてくる学会誌に目を通し、ときどき学術大会でお医者さんのご高説を拝聴するだけ。
この先、一色先生のような大きな視野と進取に富んだ医師に出会ったとき、もしかすると発表するかもしれませんが・・・

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~重要なお知らせ~ ●外喉頭から考究する発声の理論と技術は日々進化しています。この記事は掲載時の情報であり、閲覧時点において最新・正確・最良でない可能性があります。すべての記事の内容に関し、一切の責務を負いません。●記事の内容は万人に適合するものではないため、当サロンの施術に関し、記事の内容通りの効果や結果は保証も確約もしておりません。〔当サロンでは役立てないと判断された場合、理由を問わず施術をお断りします〕●声や喉の不調は、最初に専門医の診察を受けてください。歌唱のトラブルは、最初にボイストレーナー(音楽教師)にご相談ください。





by aida-voice | 2013-11-26 06:22