ボルテックス唱法! 〔VORTEX=渦巻き〕


横隔膜あたりの空気を螺旋状に回転させながら吐き出すイメージ。
皆さんもやってみてください。
ペットボトル内の水を排出する際、ボトルをぐるぐる回すと、何もしないより早く水が出ます。
これと同じ。
肺下部から呼気が湧き上がり、前・左・後ろ・右とぐるぐる旋回しながら肺上部、そして、気管を通り、声門下に達し、声帯ヒダを揺さぶる。
こんな意識をするだけで、呼気の動きが良くなり、声帯振動効率を高めます。
画像からの推察ですが、歌唱力抜群のジョン健ヌッツォさんの呼吸が近いかもしれませんね。
天才ゆえ、もちろん無意識で行っているのでしょうが、多少声門が開いていても、しっかりした音声を作り出すことができます。
ボルテックス(渦巻き)唱法は、単なるイメージにしか過ぎませんが、感覚をつかむと有用ゆえ、お試しください。

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追記1:お断りしておきますが、本当に渦を巻きながら口から呼気(空気)が出てくるものではありませんからね。実験しました。5㎝の糸を割り箸の先に付け、口から2㎝離れた下左右の4カ所に配置します。通常歌唱とボルテックス唱法で違いを探ってみました。曲は呼気の長いR&B系。歌い出すと糸が揺れます。通常歌唱では、ほぼ均一に揺れています。ボルテックス唱法は、糸が次々と揺れては止まり、回旋する・・・。やはり想像通り、そんなことは起こりませんでした。通常歌唱時と同じ揺れ方。医科学的には、あり得ない話。でも、発声が楽になり、声の通りが良くなるのは確かなので、イメージが功を奏した好例なのかもしれませんね。歌唱って、人知を超えた何かがあると感じています。それゆえ芸術や感動が生まれてくるのでしょう。




追記2:「北半球に住んでいる僕達は反時計回りのうずを意識した方が良いですか?」と質問を受けました。お答えします。南北半球に及んで実験していないので真相はわかりません。呼気は、台風とは比べものにならないほど小さな流れゆえ、コリオリの力が働いたとしても、渦方向の再現性は疑わしいと思います。あまり気にしなくても良いのではないでしょうか。これは所詮イメージなのですから・・・




追記3:さらにちゃらんぽらんなイメージですが、このボルテックス唱法では、呼気の量が増すのではなく呼気の圧力が高まると考えてください。車で例えるなら、パワー(馬力)ではなくトルクになります。




追記4:約2年前、この渦巻き呼気を考え、じっくり実験や検証を続け、発表に至りました。当初は、トルネード唱法と呼称していました。私論ですが、これまでの日本では、このような手法に対する命名の際、自然の大きさになぞらえて、竜巻や津波などの文言(英訳を含む)を使用するケースが多々ありました。しかし、その自然の猛威に苦しむ人々がいることを忘れてはいけないと思います。もちろん、自然に対する尊崇と畏怖の念を込めて命名しているのですが、安易に使いすぎていたような気がします。そこで、今回は渦巻きの英訳であるボルテックス〔vortex〕を用いました。数々お手伝いいただいた方に、名称変更理由をご報告申し上げます。
by aida-voice | 2013-11-07 00:03