正しい知識を持っていただくことを切望します・・・


歌や発声の指導者五名と座談しました。
約1か月まえのこと。
もしかすると、この喉ニュースを読んでいるかもしれないので、そのときの様子を書くべきか否か迷いましたが、彼らと生徒の未来のためにも概略を伝えておきます。
事前に主催者から、喉の医科学も、発声のテクニックも、知り尽くしている発声指導のベテランたちが集まると聞かされていました。
わたしは、新しい知識やヒントがいただけるのではと、“超”が付くほど期待して出かけたのです。
約2時間にわたる座談形式の会議。
唖然としました。
発声医学や音響科学に対する基礎的な知識が脆弱過ぎることに。
こんな低レベルの知識で生徒に教えているのかと考えるとゾッとしました。
中途半端な発声医科学を振り回すくらいなら、喉の構造は何も知らないがイメージによる指導だったら負けないぞと公言している先生の方が良いのかもしれないと思ったほどです。
座談会で気になった事項を列記します。
● 胸鎖乳突筋と輪状甲状筋はつながっていません。
● 輪状甲状関節の動きは一種類ではありません。
● 発声の筋肉は内臓のような不随意筋ではありません。
● 筋肉は簡単に自己伸長しません。
● 菱形筋を鍛えると声が良くなるような根拠はありません。
● 声帯は4枚ありません。(前庭ヒダを含めているのでしょうか?)
● 喉頭蓋が丸まって円筒形の管になることはありません。
● 胸郭内に共鳴腔〔音声を加工する空間〕は存在しません。
● 舌は反回神経の支配を受けていません。
● 横隔膜は軟骨組成ではありません。
● 横隔膜はお腹の中に浮遊していません。(第3腰椎体前面から延びる腱脚で支えられている)
● 骨盤底筋さえ鍛えれば歌が上手くなると断ずるのは過言だと思います。
その他もっと稚拙な言論もありましたが、メモを中断したため、詳しく覚えていません。
確かに発声の医科学はまだまだわからないことばかりです。
それでも、確定的に真実な部分はしっかり理解し、それらを礎として、ご自分の発声理論やテクニックに取り入れることをお薦めします。
そう、あなた自身と生徒のために・・・

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追記
声を出すとき・・・
喉で何が起こっているのか?
どのように動いているのか?
知ってください。
by aida-voice | 2013-10-16 05:25