どこまで許される・・・音声修正!?


この頃は録音編集技術が進み、どんな音痴の歌であっても、それなりに聴ける程度まで修正が出来るそうです。
ただし、以前もお伝えしたように、声の音色まで大幅に変えてしまうと、その歌手の個性が損なわれてしまいます。(声の短問短答17:歌が下手でも録音後の調整によってほぼカバーできるのは本当?
つまり、その歌手の存在意義が無くなってします。
最後には人間の歌手なんて要らないかも。
したがって、そこ(音色)だけは確固たるアイデンティティとして守らなければなりません。
さて、ある歌手のお話。
音楽事務所から依頼を受け、マネージャーと共にビッグネームの歌手が来ました。
誰もが知る有名人。
新CDレコーディングのために喉頭のブラッシュアップを希望していました。
当サロンでは、初検の中の一つに、お手本の声を聞きながら発声し、その状態をビデオ撮影して外喉頭の予想図を作る検査があります。
その歌手にもやってもらいました。
防音室で発した声をPCに入れながら聞いていたとき「えっ、こんなに下手なの・・・」と絶句したのです。
午前中ゆえ、まだ声が出ていないのかと思いましたが、その後、何度も聞き直しても、やっぱりピンとこない歌声。
その後、新CDが発表され、聴きました。
「えっ、こんなに上手いの・・・」と再び絶句。
超一流のレコーディングエンジニアさんが居たのでしょうね。
このアーチストの名前は・・・、ナイショ!
歌手は、周囲の多くの方々の力添えによって成り立っていることを再認識しました。
ますますご活躍ください。

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追記:本当に上手いか下手かを見極めるには、リリースされた録音曲とライブの歌声を比べるとわかります。あまりにかけ離れていたら、もしかすると下手なのかも?
by aida-voice | 2013-10-02 00:10