声の短問短答【続編】126


「年を取ると声帯が痩せてくるって本当でしょうか?」

声帯は、声帯ヒダと呼ばれ、主に声帯粘膜と声帯筋で構成されています。
つまり、粘膜と筋肉。
ここで加齢による他の部位の身体変化を考えてみましょう。
年を取ると、やはり筋肉は落ちてきます。
わたしも50歳を超えてから筋トレを行っても、若い頃のように、簡単には筋肉が付かないことに辟易しています。〔苦笑〕
また、年を取ると、やはり皮膚はたるんでしわしわになります。
そう、筋肉も皮膚粘膜もハリがなくなります。
声帯ヒダもこれと同じ。
年齢と共に、声帯筋は落ち、声帯粘膜は乾燥し、声帯が痩せやすくなります。
したがって、ご質問の答えはイエスでしょう。
誰でも萎縮傾向になるのは、仕方が無いのかもしれませんね。(ここでは病気の声帯萎縮を除く)
ただし、自然の摂理には逆らえませんが、適切なケアによって、ある程度の回避は可能です。

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追記1:一般的な例ですが、声帯が痩せてくると声帯ヒダの質量が下がり高音化になります。昔は低音がステキだった男性が、おじいさんになってキンキン高音声になるケースはこの事例です。なお、女性は閉経後のホルモンバランスによって声帯ヒダがむくみやすい傾向にあり、その結果、息漏れを含んだ低音になることもあります。これが、おばさん特有のしゃがれ声ですね。





追記2:当サロンではボイスアンチエイジングとして、喉頭専用低周波や内喉頭への血流促進アプローチなどで効果を上げています。コーラスを趣味とする60~80歳代の男女を多く診ております。なお、最高齢は92歳です!!!




追記3:声の生成には呼吸の存在が不可欠。年齢と共に機能が低下することも。スパイロメーターで肺機能(COPD評価)のチェックをすると良いでしょう。



 
by aida-voice | 2013-09-13 00:08