声の短問短答【続編】120


「酒焼けって本当にアルコールで声帯が火傷するの?」

いいえ、違います。
アルコールの過飲により次のようになります。
①声帯ヒダが浮腫む
②呼気内のアルコール成分が声帯粘膜の水分を奪う
これらと飲酒時の大声での会話も加わり、声帯の重量が増し、乾燥も激しく、声門が開いてガラガラ声になります。
喉の痛みを伴うケースもあります。
この状態を酒焼けと称するのでしょうね。
実際にアルコール成分によって声帯が浸食されることはありません。


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追記1:過飲に気を付けましょう。声に悪いだけでなく、喉頭癌の原因の一つにもなります。





追記2:アルコールは適量ならば人生や歌にも華を添えます。ご存じの方も多いかもしれませんが、20年以上前、わたしはワインとウィスキーに傾倒し、フランスやスコットランドまで赴いて、畑や酒蔵を見に行ったりワインやモルトウイスキーのバーを経営したり、酒びたりの生活〔~笑~酒をこよなく愛する若輩人生〕でした。現在は、声を中心とした暮らしをしているため、飲食店はすべて売却しました。そう、声一本です。わたしも齢を重ね、原因不明の眩暈(めまい)症に罹り、酒量はガクンと落ちましたね。ときどき飲む程度。今夏は暑いのでシャンパンが美味い。なお、つい最近、飲んで感じ入ったのは、シャトー・コス・デストゥルネル1961とキンクレイス・ヴィンテージ1968ゴードン&マクファイルです。グラスの中の液体を口に滑り込ませじっくり味わうと、当地へ見学に行った記憶が懐かしく思い出されます。自然の恵みと作り手の皆さまに感謝します・・・
by aida-voice | 2013-08-23 00:03