重い病名?


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ある女性がサロンにお越しになりました。
数か月前から、喉が詰まり声が割れるため、ネットでいろいろ調べ、痙攣性発声障害〔SD〕ではないかと考え、都内の声専門のクリニックへ行きました。
そこでは痙攣性発声障害が否定されました。
納得できず、他の声専門クリニックへ。
そこでも問題ないと診断を受けたそうです。
彼女のお話に出てきた二つの声専門クリニックは、わたしもよく知る優秀な医師がおります。
さて、その後、地元の一般耳鼻咽喉科医院を訪ねたところ、痙攣性発声障害の疑いであると言われました。
病名を聞き、やっと安心できたそうです。
しかし、そこでは治療できないと言われ、当サロンに来ました。
わたしは医師ではないため、病気の診断や治療はしない旨をご理解いただき、外喉頭の状態を検査しました。
実は、わたしの見解も、前出の声専門クリニックと同じ。
発声時の過緊張によるLDPが存在していたため、防音室内で喉頭を引き出しながら発声してもらったところ、急激に声が良くなり、「こんなに楽に声が出せたのは久しぶり!」と目に涙を浮かべていました。
詳しい説明をしましたが、それでもご自身は痙攣性発声障害であると確信しているようでした。
確かに、不調にもかかわらず、病気が特定されない不安は十分理解できます。
また、生命にかかわらない症状なら、重い病名を好む方が稀にいらっしゃる事実も知っています。
しかし、この方は病気ではなく、外喉頭筋の硬化癖。
つまり、体が硬いと同じで、喉が硬いだけ。
改善の可能性はあると伝えましたが、痙攣性発声障害の治療を求め、他院へ行くと言い残し、サロンを出て行きました。
状況が解決に至り、彼女の幸せな暮らしを願うばかりです。
お大事に・・・

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追記:この方のお辛さは、よくわかっているつもりです・・・。わたしも小学生のとき相当悩みましたから ⇒ 『喉が詰まる… 私の症例




 
by aida-voice | 2016-03-16 05:25